今年の登場が期待されている第四世代ZenであるZen3搭載のRyzenですが、Zen3とVegaGPUを搭載したモバイル向けのAPUであるRyzen 5000又は6000シリーズ(コードネーム:Cezanne)のベンチマーク結果が出現したようです。
CPUに第三世代Ryzen、GPUはVegaを引き続き採用
『Cezanne』はZen3 Ryzen CPUコアとVega GPUを搭載したAPUだが、今回判明したのはGPU側になっています。
ベンチマーク結果によると、GPUにはCompute Unitが8基、512基のStream Processorsが搭載される事が判明しています。また、GPUの動作周波数は1850MHzとされています。
現行のRyzen 9 4900Hでは、GPUが1750MHzが動作周波数であることから100MHzの向上になっています。一方で、搭載されるGPUはVega世代で、Compute Unitの数と共に現行の第三世代Ryzen搭載APUと代わり映えが無いものになっています。
しかし、リークされたAPUはまだ初期段階にあり、恐らく最終的なGPUクロック周波数はもう少し向上するものと考えられます。そうなった場合の性能を挙げると、PlayStation 4 や Xbox Oneと同等のグラフィックス性能を有する事になります。
ちなみに、今回出現したデータにはGPUのみの情報しかなく、CPUに関する情報はありませんでした。ただし、CPUは現行のモバイル向けRyzen 4000シリーズと同じく最大8コアになると言われています。
Zen3搭載のAPUに関しては、CPUの性能向上に焦点を当て、GPU自体の性能向上はクロック周波数の向上で補うのでしょうか。大幅なグラフィックス性能の向上が見られるのはNaviベースの内蔵GPUを搭載すると言われている『Cezanne』の次の世代である『Rembrandt』になる予定です。
『Cezanne』の内蔵GPUについては、Vegaベースですので少し残念ですが、もうすぐIntelは『Xe』をリリース予定です。
モバイル向けの内蔵GPUがどんな進化が見られるのか期待が膨らみます。
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