10月8日に発表される『Zen 3』Ryzenですが、2021年にかけてGPUが内蔵されているAPUラインアップとしてCezamme、VanGogh、Rembrandtがリリース予定ですが、そのGPUに当たる部分の詳細ラインアップが判明しました。
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RadeonシリーズはmacOSなどで採用されていますが、macOS11 Betaに含まれていたドライバーの情報などにNavi21から23の情報が入っていましたが、その中にAPUであるCezamme、VanGogh、Rembrandtの情報も入っていた模様です。
Redditのユーザーstblr氏によりその情報が抽出され、APUの内、GPU部分に関する詳細スペックが判明しました。
Property | Renoir | Cezanne | Van Gogh | Rembrandt |
num_cus (computed) | 8 | 8 | 8 | 12 |
num_se | 1 | 1 | 1 | 1 |
num_cu_per_sh | 8 | 8 | 8 | 6 |
num_sh_per_se | 1 | 1 | 1 | 2 |
num_rb_per_se | 2 | 2 | 2 | 4 |
num_tccs | 4 | 4 | 4 | 4 |
num_gprs | 256 | 256 | 1024 | 1024 |
num_max_gs_thds | 32 | 32 | 32 | 32 |
gs_table_depth | 32 | 32 | 32 | 32 |
gsprim_buff_depth | 1792 | 1792 | 1792 | 1792 |
parameter_cache_depth | 1024 | 1024 | 512 | 256 |
double_offchip_lds_buffer | 1 | 1 | 1 | 1 |
wave_size | 64 | 64 | 32 | 32 |
max_waves_per_simd | 10 | 10 | 16 | 16 |
max_scratch_slots_per_cu | 32 | 32 | 32 | 32 |
lds_size | 64 | 64 | 64 | 64 |
num_sc_per_sh | N/A | 1 | 1 | 1 |
num_packer_per_sc | N/A | 2 | 2 | 4 |
num_gl2a | N/A | N/A | 4 | 4 |
unknown0 | N/A | N/A | 8 | 6 |
unknown1 | N/A | N/A | 4 | 4 |
unknown2 | N/A | N/A | 8 | 12 |
2021年初旬登場 Cezanne
現行のZen 2+Vega8を搭載したAPUであるRenoirの後継モデル。CPUは10月8日発表される「Zen 3」に置き換えられる一方で、GPU部分はVegaアーキテクチャ据え置きになり、CU数も現行と同じ8CU搭載になる予定です。
ただし、GPU側のクロック周波数は現行より向上すると見られているため若干のグラフィックスパフォーマンスの向上が見込まれています。
登場時期は2020年末のデスクトップ版Zen 3登場後が見込まれており、2021年初旬になると見られています。
2021年中盤登場 Van Gogh
Renoirのもう一つの後継モデルと言えるかは微妙であるものの、APUラインアップの一つ。
CPUには現行の「Zen 2」を採用するも、GPU側は最新の「RDNA 2」を搭載するモデルです。
CU数はCezanneと同様8CUですが、VegaアーキテクチャからRDNA 2アーキテクチャを採用しているためパフォーマンスは大きく向上すると見られています。登場時期はリークされたAMDのロードマップによると2021年中盤と見られています。
2021年末〜2022年初旬登場 Rembrandt
RembrandtはVan GoghのCPUをZen 2からZen 3へ置き換え、製造プロセスを6nmへ進化させた製品になります。
GPUはRDNA 2と変わらずですが、6nmプロセス採用によってCU数が増え、CPUパフォーマンスとグラフィックスパフォーマンス双方の向上が期待されます。特にグラフィックスパフォーマンスに関しては12CUと1.5倍に増えており、微細化によって高クロック化も期待できる事から向上代は大きいと考えられます。
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