Intel Nova Lake-S にはArc Celestial GPUを内蔵。Druidの一部機能も先行搭載

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Intel Nova Lake-S にはArc Celestial GPUを内蔵。Druidの一部機能も先行搭載

Intelは2026年後半にもデスクトップ向けCPUとしてNova Lake-Sを投入すると言われており、コア数増加など大幅なスペック向上が噂されていますが、どうやらこのNova Lake-SではCPU機能以外にも内蔵されるGPUについても大幅な性能向上が計画されているようで、Intelが開発中の最新鋭GPUアーキテクチャーが搭載されることが明らかになりました。

Intelは現在、ディスクリートGPUやCPU内蔵GPU向けにXe2 Battlemageを投入済みで、次世代GPUとしてはXe3 Celestial、そしてXe4 Druidが開発中と言われていますが、リーカーのjaykihn氏によるとIntelはデスクトップ向けNova Lake-Sにて内蔵GPUにはXe3 Celestialを、動画のエンコードやデコードなどを司るメディアエンジンにはXe4 Druidをベースにしたものを搭載することを明らかにしています。

Arc CelestialやDruidについてはまだ詳細などは明らかにされていませんが、グラフィックス機能を司るアーキテクチャーはCelestialと言う新しいアーキテクチャーに刷新されることからXeコアを増やしたモデルであれば大幅なグラフィックス性能向上が考えられますが、Druidに搭載されるメディアエンジンは最新世代と言うことで動画視聴はCPUやディスクリートGPUを使わないことで低い消費電力での動作が可能になったり、将来的に登場するH.266 VCCのエンコードに対応することが期待されます。

また、2つのGPUアーキテクチャーに搭載される機能を組み合わせると言う構造からIntelは従来の単一世代のGPUアーキテクチャに全てのグラフィックスやメディア処理機能を搭載するのではなく、各機能がモジュール化された設計に改められていることが示唆されており、GPUのチップセット化に向けて少しずつ準備を進めている可能性もありそうですので、今後IntelのディスクリートGPUや内蔵GPUアーキテクチャーでどのような進化が見られるのか動向が気になるところです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 実物が出てきていない以上、夢物語と同じ

  • IntelもAMDもiGPUとdGPUで同一アーキテクチャーを採用するならハードとソフトの両方の進化はこれまで以上に加速するだろうし、近々出るだろう9000Gも楽しみ。
    ただこの辺は半導体の天才リサ・スーの方が一手先をいっているだろうし、タン氏の強みである投資家・顧客に近い視点、半導体への豊富な知識で300シリーズをより良いものにして欲しいな。

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