Apple M4搭載MacBook ProをYoutuberが手に入れる。M3から最大30%の性能向上

Apple M4搭載MacBook ProをYoutuberが手に入れる。M3から最大30%の性能向上

Appleは2024年10月にiPad Proに先行搭載されているM4を、MacBook向けにも展開した製品を発表すると見られています。今回、海外のYoutuberがM4を搭載するMacBook Proを入手し、ベンチマーク計測など大まかな性能を明らかにしています。

ロシアのYoutuber、Wylsacom氏がM4チップセットを搭載するMacBook Proを何らかのルートで入手したようで、動画の中で開封やハンズオン、そしてGeekbench 6でのベンチマーク計測を行っています。

Macbook Pro 2024	仕様
チップセット	Apple M4（10コア CPU/10コア GPU）
メモリ	16GB
ストレージ	512GB

MacBook Proに搭載されているM4は、先行して搭載されているiPad Proの1TB/2TBストレージモデルと同じM4チップを搭載しており、CPUコアとGPUコアそれぞれ10コアになっています。また、メモリは最低16GBから設定されているようです。

そのMacBook Proに搭載されているM4は、シングルコアが3,864ポイント、マルチコアは15,288ポイントを記録しています。

チップセット	搭載製品	シングルコア	マルチコア
★M4 (10コア)	MacBook Pro	3864	15288
M3 Pro	MacBook Pro	3107	15272
M4 (10コア)	iPad Pro	3769	14695
M3	MacBook Pro	3082	11584

MacBook Proに搭載されているM4は、iPad Proに搭載されているM4と同じく、ベースクロックは4.41 GHzで動作していますが、シングルコア性能は約3%向上し、先代のM3に対しては25%と大幅な向上を記録しています。また、マルチコアではMacBook Proには冷却ファンが搭載されているため、iPad Pro搭載時より4%性能が向上しています。動画エンコードなど、より長時間負荷がかかる状況ではiPad Proを上回る性能が期待できます。さらに、先代のM3搭載モデルと比べると32%向上しており、12コア搭載するM3 Pro搭載MacBook Proに迫る性能を記録しています。

なお、ここでは基本モデルのM4のみが掲載されていますが、よりコア数が増やされたM4 ProやM4 Maxでは、さらに高い性能が期待できるため、ノートPC向けチップセットとしては非常に高く、2023年に発売されているM2 Ultra搭載のMac StudioやMac Proを超えるようなスコアが期待されます。