AMD Radeon RX 8000シリーズはRDNA1似のラインアップ。ミドルレンジの性能が大幅強化?

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【リーク情報確度:3】

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AMD Radeon RX 8000シリーズはRDNA1似のラインアップ。ミドルレンジの性能が大幅強化?

AMDが2024年末から2025年にかけてリリース予定のRDNA4アーキテクチャー搭載Radeon RX 8000シリーズは、NVIDIAのGeForce RTX 80系より上のハイエンドモデルと競合せず、ミドルレンジを中心にしたラインアップになると言われています。どうやら、ラインアップとして最も近いのは、2019年に登場した初代RDNAアーキテクチャーを採用したRadeon RX 5000シリーズになるようです。

中国のリーカーである金猪升级包氏によると、Radeon RX 8000シリーズのラインアップは初代RDNAのRadeon RX 5000シリーズに近いポジショニングが行われるようです。そのため、Navi 48やNavi 44はコスト低減に焦点を当てたGPUになる見込みで、特にNavi 44についてはミドルレンジ向けグラフィックカードの性能を大きく向上させる製品になる可能性があるとのことです。

Navi 48とNavi 44では、コストに直結するGPUのダイサイズが縮小されると言われており、上位のNavi 48は同等のCompute Unitを搭載するNavi 32の346mm²から230mm²程度に縮小されるほか、高価なMCMからモノリシックダイに変更されています。また、下位のNavi 44もNavi 33の204mm²から130mm²に抑えられていると言われているため、両GPUダイともにコストの大幅低減が可能な設計になっているようです。

RDNA1 GPURadeon RX 5000RDNA4 GPURadeon RX 8000(予想)
Navi 10Radeon RX 5700 XTNavi 48Radeon RX 8700 XT
Radeon RX 5700Radeon RX 8700
Radeon RX 5600 XTRadeon RX 8600 XT
Navi 14Radeon RX 5500 XTNavi 44Radeon RX 8500 XT

AMDのRadeon RX 5000シリーズでは、コンシューマ向けに投入されたのはNavi 10とNavi 14 GPUの2種類で、モデルラインアップとしては上位のNavi 10搭載製品がRadeon RX 5700 XT、RX 5700、RX 5600 XTの3製品、Navi 14を採用するのはエントリー向けのRX 5500 XTのみの4モデル構成でした。

もしRadeon RX 8000シリーズもRadeon RX 5000シリーズに倣うのであれば、上位のNavi 48 GPUはRX 8700 XT、RX 8700、RX 8600 XTに採用され、下位のNavi 44 GPUはRX 8500 XTなどのエントリーモデルに割り当てられると考えられます。

ちなみに、数日前にはNavi 48 GPUのメモリに関する仕様がリークされましたが、3つのモデルのうち、上位2つが256-bitで、残りが192-bitと強化されていることも明らかになっています。仮にRX 8600 XTがNavi 48を搭載する最廉価モデルである場合、ミドルレンジで192-bitかつ12GBメモリを搭載することになります。GPU本体の性能はまだ不明ですが、少なくともメモリに関してはミドルレンジモデルとして久しぶりに進化が見られると言えそうです。

コメント

Radeon RX 8000シリーズでは、最上位モデルのラスタライズ性能はRTX 4080に迫り、レイトレーシングもRTX 4070 Ti SUPER並みを目指すと言われています。仮にそのクラスの性能をRX 8700 XTとして発売できれば、コストパフォーマンスが非常に優れたグラフィックスカードとして、低迷していたAMDのゲーミングセグメントを牽引することができるかもしれません。特に、最近ではエントリーからミドルレンジクラスのグラフィックスカードは、メモリを中心に性能があまり向上していませんが、600クラスで12GB 192-bitのメモリを搭載すれば、GPU本体の性能次第でミドルレンジクラスでも1440pでのゲーミングが実現可能になるかもしれません。

ソース

補足情報

AMDのRadeon RX 8000シリーズはRDNA4アーキテクチャーを採用する次世代グラフィックスカードで、先代のRX 7000シリーズとは異なり、NVIDIAの80または90モデルと言ったハイエンドモデルに対抗する製品は投入されず、GPU本体はコストパフォーマンスを可能な限り高め、主にエントリーからミドルレンジクラスのメインストリーム向け製品を中心に展開されると言われています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
GPUAMDRadeon RX 8000シリーズ2024年末から2025年はじめ
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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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