PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)では2TBストレージが標準搭載? 消費電力は現行と同じ水準に
ソニーは、PlayStation 5 (PS5)の上位モデルとしてPS5 Proを2024年秋から年末にかけて発表、発売すると見られています。2024年8月下旬に開催されたGamescom 2024においても、PS5 Proの存在はゲーム開発者の間で公然の秘密だったとされていますが、今回、PS5 Proのストレージ容量や消費電力に関するリーク情報が新たに登場しました。
PS5 Proの開発キットにアクセスできる人物からの情報によると、PS5 Proの開発キットには2TBの内蔵ストレージが搭載されており、現行PS5の開発キットに搭載されている825GBから大幅に増量されているようです。
このPS5 Proのストレージ容量については、開発キットの情報であるため、製品版では1TBなどに縮小される可能性も否定できません。しかし、CFI-1200までのPS5のストレージ容量と現行PS5の開発キットのストレージ容量が同じ825GBであったことや、競合するXbox Series Xでもストレージが2TB化されていることを考慮すると、上位モデルであるPS5 Proが2TBのストレージを搭載する可能性は高いと考えられます。
ストレージ以外の点については、PS5 Proの開発キットに使用されているACインレットケーブルが現行PS5と同じミッキー型またはメガネ型(C5/C7)であるとのことで、消費電力に関しては250Wに収まる可能性が高いとされています。
この250Wという消費電力は初期型PS5と同等レベルであり、性能を向上させながら消費電力を抑えられた背景には、PS5 Proに搭載されるAPUの製造プロセスが、初期型や現行型で用いられている7nm系から5nm系の改良版であるN4Pに変更されたことが影響していると考えられます。これにより、電力効率が大幅に向上したと推測されます。
PS5 Proは2024年内に発表および発売されることが予想されており、有力な情報では、2024年10月末に「Play of State」などの独自イベントが開催され、その後、年末商戦期を迎える2024年11月ごろに発売されるのではないかと言われています。
ソニーがPS4 Proを発売した際、ストレージ容量を通常版に対して2倍の1TBに増やしていたことを考えると、PS5 Proでも通常版の2倍となる2TBへの増量は自然な流れと言えます。特にPS5 Proはハードコアなゲーマーをターゲットにしているため、購入するゲームの数も多くなると予想され、2TBのストレージ容量はこのターゲット層にとって必要不可欠な変更と言えるでしょう。
消費電力に関しては、最大定格が2.5AのC5/C7 ACインレットを使用しているため、100Vの日本では250Wが最大値となります。CPUの動作クロックはほぼ据え置きで、GPUのみが強化されるため、プロセス微細化によってGPU強化による消費電力増加分を吸収できた可能性があります。
気になる価格については現時点では明らかにされていませんが、PS4 Pro登場時には通常版に比べて$100高価だったため、この価格差を考えると日本での発売価格は99,800円程度が期待されます。ただし、もし通常版に対して$200高価であれば、価格は109,800円、つまり11万円に迫る可能性もあり、今後の価格動向には注目が集まりそうです。
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補足情報
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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