NVIDIAがエイプリルフールに公開したGeForce G-Assistが現実に? Computex 2024でデモを披露する予定
NVIDIAは2017年にエイプリルフールジョークとして、ドングルをUSBに差し込むだけでAIアシスタントがゲームをプレイしてくれる『GeForce G-Assist』を公開しました。このジョーク動画では、USBを差し込むことで、GeForce GPUを活用してディープラーニングアルゴリズムがプレイヤーのプレイスタイルを学習したり、ゲームを攻略したりするとのことですが、この機能を実際にAIを使って動かすデモをNVIDIAはComputex 2024で計画しているようです。
the future is never far away… https://t.co/aADEco4shu
— NVIDIA GeForce (@NVIDIAGeForce) May 29, 2024
これはNVIDIAが『未来はそう遠くない』と言う引用ポストとして2017年に公開したGeForce G-Assistの動画をポストしています。このことからNVIDIAはまもなく開催されるComputex 2024でこのGeForce G-Assistが実際に動作しているデモを披露すると見られています。
なお、このGeForce G-Assistは3つの機能から構成されている事が過去に公開された動画で明らかにされています。
はじめにGhostPlayと言う機能が紹介され、Rainbow Six Siegeのマルチプレイ中にピザの配達が来てしまうが、チームを置いてAFKするわけにも行かず、ピザを置いていくこともできない状況を挙げています。
そんなときにG-Assistをオンにすると勝手にプレイしてくれるというモノ。また、ゲームプレイのプレイスタイルも突撃ムーブなのか芋ムーブなのか、ボイスチャットの言葉遣い、敵への煽り度合まで設定できるようになっています。ちなみに、動画内では煽りマックスに設定しています。
2つ目の機能がBOSSBOOSTと呼ばれる機能で、AIが強敵ボスを最も効率的、かつスタイリッシュに倒すというモノ。使い道としてはこれを起動しながら、ShadowPlayで録画し、友人にシェアするという事がおすすめされています。
3つ目の機能がNV Nurtureと呼ばれる機能で、これは長時間のゲームプレイ時に最大限のパフォーマンスでプレイするのに最適な食事や水分補給のタイミングを通知する機能で、ピザなど宅配サービスを頼むことも可能とのことです。
ちなみに、GameTrainと言う機能もありますが、こちらは動画内では紹介されていません。
NVIDIAはエイプリルフール動画で紹介した3つの機能の内、どれかをComputex 2024のデモで披露するものと見られていますが、どのようなGPU構成で動作させ、どのようなプレイを見せてくれるのか注目です。
NVIDIAはComputex 2024のプレゼンテーションを日本時間で2024年6月2日20:00より開始予定です。
GeForce G-Assistは2017年当時は誰が見てもネタとわかりましたが、2024年現在はAIが大きく進化し実際に実現できてしまうところまで来てしまったようです。
Computex 2024でどのデモをするか分かりませんが、AIにオンラインゲームをプレイさせるGhostPlayは新種のチートとも言えるため、デモを披露すれば批判を浴びることは確実です。そのため、BOSSBOOSTで強敵ボスを倒して見せるなどのデモを披露すると考えられます。
あともしかしたら、エイプリルフール動画では紹介されていませんが、GameTrainの名前からして、ゲームのコーチングすると言った機能なども披露されるかもしれません。
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