Intel Core Ultra 200シリーズのラインアップと一部仕様が判明。合計13モデルでFバリアントは2モデルのみ登場
Intelではデスクトップ向けにタイルアーキテクチャーを採用したCore Ultra 200シリーズを2024年秋以降に投入する計画ですが、今回同CPUのラインアップと仕様の概要について情報が明らかになりました。
- Intel Core Ultra 200Kバリアント:3 SKU
- Intel Core Ultra 200無印バリアント:3 SKU
- Intel Core Ultra 200Fバリアント:2 SKU
- Intel Core Ultra 200Tバリアント:5 SKU
IntelのCore Ultra 200シリーズについては合計13モデルが投入予定で、このうち3モデルがオーバークロックが可能なKバリアント、3モデルがCore i5-14400の後継モデルなどが含まれる無印バリアント、そして2モデルが内蔵グラフィクスが無効化されたFバリアント、そしてTDP35Wに設定されたTバリアントが5モデル投入予定とのことです。
現在のところ、上位のKバリアントについてはCore Ultra 9では24C/24T (8P+16E)構成、Core Ultra 7が20C/20T (8P+12E)、Core Ultra 5が14C/14T (6P+8E)構成で展開される予定で、無印バリアントではKバリアントに対してコア構成は同じもののオーバークロック機能を無効化されたモデルに加え、Core Ultra 5向けに10C/10T (6P+4E)で構成されたCPUが1モデル出る予定です。これは現在ミドルレンジ向けで人気が高いCore i5-14400の後継モデルになると見られています。
内蔵グラフィクスが無効化されたモデルについては2モデルのみで、Kバリアントに含まれるモデルの1モデル、もう一つは無印モデルに含まれる1モデルのみで、現行のRaptor Lake Refreshに比べてFバリアントのラインアップが大きく縮小される見込みです。
Arrow Lake-S世代のCore Ultra 200シリーズについてはほとんど現行のRaptor Lake Refreshのラインアップを踏襲するようですが、内蔵GPUの性能の高さが1つの売りでもあるためなのか内蔵グラフィクス非搭載のFバリアントのラインアップは大幅縮小されています。もしかしたらCore Ultraから投入されるタイルアーキテクチャーの中で内蔵グラフィクスがあるSoCタイルの歩留まりが良いのか、都合よくグラフィクス部分だけ不調なコアが生まれにくいという事情もあるかもしれません。
ただ、Fバリアントが少なくなると言う事は今までFバリアントを選んでいたユーザーがArrow Lake-Sに乗り換える際にはCPUの価格が高めになる事にも繋がるためユーザー的にはFバリアントが少ないのは少々残念と言えます。
命名原則與筆記型電腦產品相同,桌上型電腦用的 Intel Core Ultra 2 系列處理器可能有新名稱 | Benchlife
https://benchlife.info/arrow-lake-s-intel-core-ultra-2-naming-will-change
補足情報
Arrow Lake-Sは2024年秋以降にIntelが投入を計画しているデスクトップ向けCPUです。このArrow Lake-Sにはデスクトップ向けにはじめてタイル・アーキテクチャーを採用し、CPUおよびGPUアーキテクチャーは全面刷新され、ハイパスレッディングは非搭載となりますが、アーキテクチャー刷新により性能が大きく向上すると言われています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
---|---|---|---|
CPU | Intel | Core Ultra 200 | 2024年秋以降 |
コメント
コメント一覧 (2件)
20C20TでP8E12って、全部シングルスレッドって事ですよね。
前の仕様だと、P8E12なら、20C28Tじゃないですか?
Arrow Lakeからハイパースレッドが無くなると言われています。ですのでコア数=スレッド数です