NVIDIA GeForce RTX 4000 Superシリーズの価格はほぼ据え置きになる見込み。AI需要低下を見越して評判を上げておきたい?
NVIDIAではGeForce RTX 4000 Superについては2024年1月初旬に発表される見通しですが、今回このGeForce RTX 4000 Superシリーズの価格情報と、そもそもなぜNVIDIAがこのRTX 4000 Superシリーズを投入するのかなどの情報がMoore’s Law is Deadから登場しました。
RTX 4080 & 4070 Ti SUPER Full Leak: Pricing, Performance, Release Date – YouTube
NVIDIAではGeForce RTX 4000 Superシリーズについて競争力の高い価格での発売を予定しているようです。この動きは性能の割に価格が高かったオリジナルのGeForce RTX 4000シリーズとは全く異なる動きです。このように大幅な戦略変更を行った背景には、NVIDIAの高い収益はAI需要に支えられていますが、万が一このAI需要が低下した際にゲーミング向け製品に収益を支えてもらうためにコストパフォーマンスが高いモデルとして消費者にGeForce RTX 4000 Superシリーズを認識してもらいたいと言う意図があるようです。
GeForce RTX 4000 Superシリーズ各モデルで共通の情報
GeForce RTX 4000 Superについては全モデル12VHPWRを搭載し、1月8日に予定されているNVIDIAのキーノートで発表がされる見込みです。
各モデルの発売日は1月中に予定されており、グラフィックカードなどの生産が止まる中国の旧正月がある2月より前に多くの在庫が供給されるようです。
GeForce RTX 4080 Superの価格は$999と値下げ。日本円だと円安で18万円前後?
NVIDIA GeForce RTX 4080 Superについては性能面ではAMD Radeon RX 7900 XTXに対抗する事を目的に投入が行われ、価格はRTX 4080より安価な$999での発売が計画されているようです。RTX 4080については発売当初は$1199であったため、$200の値下げで価格はRadeon RX 7900 XTXと全く同じになります。
なお、日本では円安の影響により価格は18万円前後で販売される可能性がありそうです。
NVIDIAではRadeon RX 7900 XTXに対抗する製品の投入を前々から考えていたようで、CUDAコア数が抑えられたAD103 GPUについては多くの在庫を持っているようです。
GeForce RTX 4070 Ti Superは$799~$849でほぼ据え置き。RX 7900 XTを完膚なきまで叩きのめす。
非常にカオスなネーミングとして話題になりそうなGeForce RTX 4070 Ti SuperについてはRTX 4070 Tiより性能が比較的大きく向上するのですが、NVIDIAではこのRTX 4070 Ti Superについては競合であるRadeon RX 7900 XTを完膚なきまでに叩きのめす事が目的に投入が行われるようです。
価格帯はRX 7900 XTの$899を下回る、$799から$849での登場になる見込みで、日本での価格は15~16万円とかなり高価なグラフィックカードになると考えられます。
GeForce RTX 4070 Tiは$599から$649でこちらもほぼ据え置き。RX 7900 GREに対抗
GeForce RTX 4070についてはAMDが発売しているRadeon RX 7900 GREに対抗するモデルとして登場し、価格はRTX 4070と同じ$599か少し高めの$649での販売が予定されています。日本での販売価格は12万円前後になると考えられます。
性能はRTX 4070 Tiに対して3~6%劣る程度の性能になると見られており、コストパフォーマンス面では最も優れたグラフィックカードになる事が予測されているようです。
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