AMDがRadeon RX 6800 XTやRX 6900 XTを発売した際、入荷数が余りにも少なかった事から「ペーパーローンチ」とまで揶揄されましたが、3月18日に世界各国で順次発売が開始されるAMD Radeon RX 6700 XTについても入荷数は非常に限られている可能性があるとの事です。
複数ソースによるとRadeon RX 6800 XTよりマシな程度
AMDのRadeon RX 6700 XTではRadeon RX 6000シリーズとしては初のミドルハイレンジ帯となる製品で価格も$479からとなっており幅広いユーザーの関心を集められる製品になっています。しかし、複数のソースがボードパートナーや量販店などから得た情報によると、Radeon RX 6800 XTほど凄惨な入荷数にはならないものの、Radeon RX 6700 XTの出荷数は依然として限られている事が確認されたとの事です。
If you condense the information of various board partners and distributors to a trend, then there are, depending on the manufacturer and model, only a few pieces (for Germany) to a few thousand for the EU as a whole.
— Igor Wallossek, igor’sLAB
ドイツに拠点があるIgor’s LABによると、『様々なボードパートナーや量販店からの情報をまとめると、ドイツ国内では若干数、欧州全体で数千枚しか入荷されない』との事です。
また、YoutubeチャンネルのRed Gaming Techによると、英国(もう欧州じゃない)では1千か2千枚程度を発売日に入荷されるとの事です。ただ、救いとしてはAMDやボードパートナーは発売日と同じぐらいの枚数を毎週出荷する予定で準備を進めているとの事です。
欧州と非欧州の英国でなぜここまで差があるのかは不明ですが、確実なことは欧州域ではRadeon RX 6700 XTの発売日に入手するのはかなり困難だという事です。
Radeon RX 6700 XTに関しては、ミドルハイレンジ帯でGeForce RTX 3070より少し安い販売価格が設定されています。ただし現在、GeForce RTX 3070は定価の$499を大幅に超える価格で販売されている事からRadeon RX 6700 XTに関しても定価を大きく超える価格で販売される事が予想されています。ただそれでも需要はかなり大きいものと考えられており、予算が許す限り、買えるチャンスが高い発売日に商品の予約や店頭での先行販売などに参加する事がオススメです。
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