NVIDIAがGeForce RTX 3050の6GB版を2024年発売へ。96-bitのバス幅でCUDAコアも減少予定。消費電力は70W程度に
NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズをハイエンドのRTX 4090からミドルレンジのRTX 4060まで投入し、次はエントリーモデルのRTX 4050が近々投入されると考えられていましたが、どうやらNVIDIAではエントリーモデル向けにGeForce RTX 4000シリーズを投入するより先に、現行のGeForce RTX 3050に対して性能と価格を抑えた別バージョンモデルの投入を2024年に行う事を計画しているようです。
NVIDIAのGeForce RTX 3050は2022年1月に発売されたエントリーモデルで、GPUにはRTX 3060と同じGA106 GPUが採用されていますが、CUDAコアが2560基と大幅に減らされています。ただ、VRAMは128-bitでGDDR6を8GB搭載するなどRTX 4060やRTX 4060 Tiと同じ仕様になっているなどRTX 4000シリーズ基準で考えるとミドルレンジ相当で、エントリーモデルとしては少々スペックが高くなっています。
そのため、NVIDIAでは現行のRTX 3050に対してさらに性能を引き下げたモデルの投入を計画しています。
仕様としてはGPUコアにはGA107 GPUを搭載し、CUDAコアは現行のRTX 3050の2560基よりも下回る事は確実となっています。動作クロックは現時点では1470 MHzで設定される予定で、こちらも現行RTX 3050を17%下回る仕様になっています。メモリー面ではGDDR6を6GB搭載するという事で、バス幅は128-bitから96-bitに引き下げられる計画になっています。この引き下げにより帯域幅は224 GB/sから168 GB/sと低下するなどかなり性能が抑えられたモデルになるようです。
性能低下する代わりに、消費電力については大きく下がる見込みで、現行のRTX 3050では115Wに設定されている消費電力はこのRTX 3050 6GB版では70W程度にまで下がる見込みで、8pinの外部電源が不要になるなど基板の簡素化が可能となりより安価な価格での販売が可能となります。また、70Wという事で今後ロープロファイルモデルの登場も期待できる事になります。
発売時期については冒頭で記載した通り2024年を予定しており、生産の開始は2024年1月が予定されているようです。このRTX 3050 6GB版についてはIntelが近々発売を予定しているArc A580に対抗するモデルになると見られている他、価格的にGTX 1650からRTX 3050の間に位置するモデルとして投入が行われる予定です。そのため、価格は現行のRTX 3050で見られている2万円台後半を下回る事は確実で、日本では2万円台前半での販売になると考えられています。
現在、GeForce GTX 1650が1.8万円台で販売されている事を考えると、RTX 3050 6GBが2.4万円台で登場すれば性能面そしてレイトレーシングやDLSS対応と言う面からGTX 1650からの乗り換えとして最適なグラフィックカードとなりそうです。
コメント
コメント一覧 (6件)
そーいうのでいいんだよ、革ジャン。
俺たち(糞デカ主語)には、補助電源なんていらないんだ。
いつも限られた消費電力 75W の中で最高の製品を使い続けているから、またゲームが高画質になっちまうぜ。今から、わくわくが止まらない。
性能的にGeforceGTX1060とどっこいどっこいな製品を2024年に2万円台半ばで?!
いらねぇ
これで最先端ゲームに興味なくて画質を求めなければ十分遊べるゲームは多いと思う
なお、これの半分1280基が次世代スイッチに搭載されるという噂
コア数半減でも単純計算35Wでそのままじゃ携帯機無理だから多分周波数も500MHzとかに落としてメモリもLPDDR5でバス幅も落としてだから性能はこれの1/7以下ぐらいになるかな
これぐらいすればGPUだけで4〜6W程度に抑えられる…?
そこまでスペック落とすなれ3040とか改番しろよ。
いや、それな3050の面影どこやねん
こんなん出してる暇あったら1650並の性能の3030だか4030を出すなりして
ローエンド帯をテコ入れして欲しいわ
1630とかいうふざけた製品は終了で