次世代Xboxは2028年に登場。CPUにはArmかZen 6、GPUにはRDNA5を搭載

この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!
目次

Microsoftが次世代Xboxを2028年投入で計画中。CPUはArm系かZen 6。GPUはAMD共同開発かRDNA5を組み合せる事が裁判資料から判明。

MicrosoftについてはActivision買収を巡って公正取引委員会(FTC)側の買収差し止めと裁判を行っていましたが、この一連の裁判で提出された資料の一部が誤ってカリフォルニア州裁判所のウェブサイトに公開されてしまい、その資料の中に次世代Xboxの登場時期が2028年である事に加えて、Zen 6+RDNA5の搭載を検討している事が明らかになりました。

Microsoftでは現行のXbox Series X/Sの後継モデルを計画しているようで、計画および研究開発が進められるスペックとしては検討されている内容が明らかにされています。

次期Xboxの仕様としてはまずはCPU側はARM64系CPUを活用するか、x86系CPUを搭載するのか検討を進める方向のようです。x86系CPUについてはAMDが2025年から2026年に投入を予定するZen 6アーキテクチャーが検討されているようです。また、CPUについてはさらにハイブリッドアーキテクチャーを採用する事はほぼ確定で、P-CoreとE-Coreのバランスについて2023年上半期頃に検討を行う計画になっています。

GPUについてはCPUと同じく2つの案が提唱されており、1つはAMDと協調開発でRDNA5系アーキテクチャーのGPUを作るか、RDNA5アーキテクチャーをそのまま持ってくるかの2案があるようです。AMDでは2024年にRDNA 4を、2025年から2026年にはRDNA5を投入を計画しています。

また、GPUに加えて機械学習用のコアも追加されるようで、Microsoftでは汎用性が高い機械学習用チップを搭載するか、ある一定のワークロードに焦点を絞り高性能化を図るかを決め切れていないようで、こちらも2023年上半期頃に検討を進める方向性のようです。

グラフィックス面で検討されている進化点としては、次世代DirectXを活用したレイトレーシングの他に、ダイナミックなグローバルイルミネーション、Unreal Engine 5のNaniteで使われているマイクロポリゴンレンダリングへの最適化やNVIDIAのDLSSの様な機械学習を用いたアップスケーリング技術などの研究が行われるようです。

なお、機械学習系についてはアップスケールの様なゲームのパフォーマンスを上げるための機能の他に、開発側の効率を上げる取り組み、例えばAIによるゲームテスト、セリフなどの生成や、ユーザーの賛否を生みそうなユーザーのプレイ時間を長くするためにAIでマッチメイキングの難易度を調整したり、改善課金率の改善などにも活用する事を検討しているようです。

資料では今後のスケジュール感も示されており、量産を示すMP (Mass Production)は2028年頃に置かれており、Launchが2028年の終わり頃に線が引かれている事から2028年の秋から年末頃に発売する計画と言えそうです。このスケジュールでは他にCPUやGPUなどに関連するスケジュールが最下段に記載されており、左から2個目のマイルストーンでは『ARM64 Decision』と記載の通り、MicrosoftではARM系CPUの採用を第一候補としている事が伺えます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 本当に2028年発売なら、おそらくRDNA5ではなくRDNA6以降の搭載になる可能性高い
    今現在流れているリークではRDNA4が2024Q2でRDNA5は2025Q4~2026Q1と言われているので、2028年なら下手するとRDNA7になる可能性さえ

コメントする

目次