Intelの将来CPUへ内蔵されるGPUアーキテクチャが判明。Arrow LakeはAlchemist搭載

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IntelではAMDの強力な内蔵GPUを搭載するRyzenシリーズに対抗するために、将来的に発売されるCPUでディスクリートGPUをベースにした内蔵GPUが搭載されると見られていますが、第15世代Arrow Lakeや第16世代のLunar Lakeなど将来登場するCPUに内蔵されるGPUアーキテクチャーの情報が明らかになりました。

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Intelが将来投入するCPUに搭載される内臓GPUアーキテクチャーが明らかに

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IntelではMeteor Lake以降でCPUとGPUなど各機能をタイルと呼ばれるダイに集約し、これらを自由に組み合わせることが可能なタイルアーキテクチャーを投入予定です。このタイルアーキテクチャーを採用することでIntelではAMDのRDNA 3を内蔵するRyzen 7040シリーズなどに対抗する内蔵GPU性能を手に入れようとしていますが、将来的に登場するCPUに搭載されるGPUアーキテクチャーに関する情報が、転職サイトであるLinkedInのプロフィールより明らかになりました。

Intelが準備しているGPUアーキテクチャーとしては2022年に発売されたAlchemist (Xe)、2024年に登場予定のBattlemage(Xe2)、2025年以降に登場するCeletistal(Xe3)の3つが計画されています。

将来的に登場するCPUとして第14世代のMeteor Lake、第15世代のArrow Lake、第16世代のLunar Lakeと第17世代のPanther Lakeが計画されており、投入予定時期はMeteor Lakeが2023年末、Arrow Lakeが2024年〜2025年、Lunar LakeとPanther Lakeが2026年以降となっています。

そして、LinkedInの情報によると、2023年から2024年に登場するMeteor LakeとArrow Lakeに関してはAlchemistを搭載し、2026年のLunar LakeからはBattlemageを搭載、2027年登場のPanther LakeはCeletistalを搭載するとのことです。

IntelのディスクリートGPUに関しては開発規模の縮小などが噂されていましたが、このLinkedinの情報によると、BattlemageやCeletistalまでディスクリートGPU向けとなるHPG系(High-Performance Graphics)GPUも開発中であり、同時に内蔵GPUなどへの搭載が想定されるLPG(Low-Power Graphics)も開発するなどIntelではGPU開発を継続していることを匂わせる内容になっています。

競争力の面ではArc Alchemistを搭載するMeteor LakeやArrow Lakeに関しては2023年末以降の登場となっており、AMDではZen 4+RDNA 3を組み合わせたRyzen 7040シリーズを2023年3月時点で投入しています。そのため、GPU性能を相当高めなければ対抗は難しいと見られています。また、2025年以降に登場するLunar Lakeに関してもBattlemage GPUが搭載されますが、AMDでは2024年にRDNA 4の投入を計画しているためアーキテクチャの世代的には一歩遅れた状態が続き、これはCeletistalを搭載するPanther Lakeにおいても変わらないと見られています。IntelのGPU開発はArc Alchemistの時点で既に当初予定から遅れているため、どこかで性能を飛躍的に高めなければAMDに周回遅れ状態が続くため、BattlemageやCeletistalでどこまでAMDのRDNA 3やRDNA 4に追いつけるかが競争力を大きく左右するものと見られています。


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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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