Intel Nova Lake-S は8P+16Eを2つ搭載で最大48コア構成に。

  • URLをコピーしました!
目次

Intel Nova Lake-S は8P+16Eを2つ搭載で最大48コア構成に。

Intelは2024年秋に次世代デスクトップ向けCPUとしてArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズを発売しましたが、コンシューマ向けCPUとして求められているゲーミング性能などは先代のRaptor Lake Refreshに対して劣る他、AMDのRyzen 7 9800X3Dに対しては30%近く劣るなど販売面では期待できない出来栄えになっています。

そのため、Arrow Lake-Sの後継モデルの登場がIntel側や消費者の間ですでに期待されている状況になっていますが、Intel関連の情報に詳しいリーカーによると同社はNova Lake-Sについてコア数を大幅増加することで抜本的に性能を向上させる計画があることを明らかにしています。

Redditに登場したリーカーのExist50氏によるとNova LakeにはP-CoreにCoyote Cove、E-CoreにはArctic Wolfと呼ばれる新アーキテクチャーが採用される予定で、デスクトップ向けでは基本的なダイ構成は8P+16Eになりますが、最上位モデルではこの8P+16Eダイを2基搭載することで計画しているようです。ダイを2つ搭載する手法はAMDのRyzenシリーズに似ており、これによりNova Lake-Sの最上位モデルはP-Coreを合計16コア、E-Coreを32コアで合計48コアという大幅なコア数増加を実現するかもしれないようです。

一方で、ノートPC向け製品ではハイエンドノートPC向けのNova Lake-HXは8P+16E、メインストリーム向けは4P+8E、低消費電力モデルは4P+0EなどArrow LakeやPanther Lakeからコア数は変わっておらず、デスクトップ向けに力を入れることが期待できる内容になっています。

ただ、注意点として今回の情報はあくまでリークであることに留意する必要はありますが、仮に事実だとしてもIntelは過去にArrow Lake Refreshで8P+32Eモデルを投入すると言われていましたが、レイテンシーなどの技術的ハードルやコストの問題でお蔵入りになったことがあります。そのため、Nova Lake-Sで(8P+16E) x2構成のCPUの市場投入までこぎつけることができるのかは未知数と言え、今後の動向に注目と言えそうです。

ソース

Intel Reports Fourth-Quarter and Full-Year 2024 Financial Results | Reddit

https://www.reddit.com/r/hardware/comments/1ie1jx6/comment/ma5zhyx

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 単体コアの性能が頭打ちならコアの数を増やせという戦略か

  • なんか同じような状況が昔あったような?
    既視感が凄いある

  • そんな構成だと10万後半で済むかな
    20万行ったらさすがに売れないよ

  • Eコア爆盛りしても意味ねーだろ。
    てかEコア廃止するんじゃなかったん?

  • これ以上コア数増やしたところでゲーム性能上がるのか?

  • デスクトップ向けなので消費電力は気にしない方針なんだろうな

コメントする

目次