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ZOTACがNUCサイズの筐体にノートPC向けGeForce RTX 4070を詰め込んだゲーミングミニPCを発表。
ZOTACと言うとグラフィックカードを作るメーカーと言う印象が強いですが、グラフィックカード以外にZBoxと呼ばれるコンパクトなゲーミングPCも作っています。このZBoxは現在はCPUにはIce LakeやRocket Lake世代、GPUにはRTX 3000シリーズを搭載したモデルがほとんどで世代の古さを感じる仕様になっていますが、今回内蔵するCPUやGPUなどを一新した新しいZBoxシリーズが発表されました。
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ハイエンドモデルのMAGNUS ONEではデスクトップの形をしていますが大きさは8.3Lサイズで奥行き26cm、高さ25cm、幅が12.6cmと言う小型サイズの筐体にデスクトップ向けのCore i7-13700とGeForce RTX 4070 12GBを詰め込んだモデルになっています。このPCについてはデスクトップ型という事でメモリーは2つのSO-DIMMを搭載し、最大64GBのDDR5-5600メモリーとの互換性を有する他、2つのPCIe Gen 4対応のNVMeスロットと2.5インチSATA用ドライブスロットを備えるなど拡張性も持っています。
先代のモデルではCPUにCore i5-10400、GPUにRTX 3060を搭載していたため、今回の新モデルではCPU、GPU共に上位のモデルに換装されておりより高い性能が期待できる仕様になっています。
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MAGNUS ONEはデスクトップ型PCになっていますが、ZOTACではより小型なMAGNUS ENシリーズも刷新しています。このMAGNUS ENシリーズは2.65Lサイズで幅と奥行きは20cmほど、高さは6cmとコンパクトなサイズの筐体にゲーミングノートPC向けのCPUであるCore i7-13700HXとノートPC向けのGeForce RTX 4070を詰め込んだ密度の高いミニPCになっています。拡張性の面ではデスクトップ型のMAGNUS ONEと同じく最大64GBまでサポートするSO-DIMMを2つと、2つのPCIe Gen 4対応のNVMe SSDスロットを搭載しています。
この新しいMAGNUSシリーズについては価格などはまだ明らかにされていませんが、両モデル共にハイスペックで汎用的なパーツが使われていない事から最低でも15万円を超えるような高価なデバイスになるものと考えられています。
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