AMD Zen 5搭載Ryzen 9000と見られるCPU本体画像がリーク。既にQSに移行?
この記事のCPU画像は編集されたフェイク画像だったことが判明しています。
AMDでは2024年下半期にZen 5アーキテクチャーを採用したデスクトップ向けCPU、Ryzen 9000シリーズを投入すると見られていますが、今回Zen 5搭載のRyzen 9000シリーズと見られるCPU本体画像のリークが登場しました。
リークされた画像のSKUやQRコードなどは隠されていますが、CPU本体自体はソケットAM5に対応しているため、Zen 4と同じく特徴的なIHSが継承されてています。
CPUに刻印されているOPN IDは「100-000001290-11」と記載されており、このOPNは2023年夏ごろにEinstein@Homeに登録された8コア16スレッドモデルのES品と一致しています。ただ、今回リークしたCPU画像は製造年が2024と刻印されているため、Einstein@Homeに登録されているES品より新しく、量産品から抜き取られるQS品であると見られています。
なお、同じOPN IDは3月末に積荷目録にも登場しているほか、AGESA BIOSにZen 5 Ryzen 9000シリーズ対応するなど動きが活発化しているため、AMDでは2024年6月に台湾で開催されるComputex 2024にてZen 5搭載のRyzen 9000シリーズについて何かしらの発表を行うものと見られています。
AMDのRyzen 9000シリーズは一時期は2024年末頃投入予定のIntel Arrow Lakeと同じタイミングで発売されるとも言われていましたが、CPU本体のリーク画像やBIOS対応、積荷目録への登録などの動きを見る限り早ければ2024年8月、遅くても10月までには発売されそうな感じがします。
今回のZen 5 Ryzen 9000ではアーキテクチャーがZen並みの刷新規模になるとも言われているため性能面で期待がかかりますが、CPU本体画像がリークされている事ですので近いうちにベンチマークを計測した結果なども登場すると考えられます。
VallahExperte | X (Twitter)
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AuthenticAMD AMD Eng Sample: 100-000001290-11_N | einstein@home
補足情報
AMD Zen 5搭載Ryzen 9000シリーズは2024年下半期に投入予定のCPUです。デスクトップ向けはGranite Ridgeと言うコードネームが与えられておりZen 4から大幅なアーキテクチャーの刷新とTSMC 4nmを活用したプロセス微細化を適用することでZen 4に対して大幅な性能向上が期待されています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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CPU | AMD | Zen 5 (Ryzen 9000シリーズ) | 2024年下半期 |
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