長らくZen 2世代で止まっていたAMD Ryzen Threadripperシリーズですが、Zen3アーキテクチャーを採用したThreadripperは従来の情報から1ヵ月遅れた2021年9月頃に発売開始する見込みのようです。
Threadripperは8月発表、9月発売開始の予定に
AMD Ryzen Threadripper “Zen3” now rumored to be available in September – VideoCardz.com
約1ヵ月ほど前、AMD Ryzen Threadripper(Chagall)の登場時期について、8月頃と言う情報が出ましたが、最新の情報によると、8月発表となり、9月発売開始となるようです。
Zen3を採用したAMD Ryzen ThreadRipper が8月登場に向けて準備中
9月発売開始と言う情報の出どころはServeTheHomeと言われるサーバー系の情報を扱う掲示板で、サーバー向けのEPYC 7003の発売時期と共にZen3アーキテクチャーを採用するThreadripperの情報がリークされています。
Epyc 7443P and all those missing 7003 Epycs + next Threadripper info | ServeTheHome Forums
Ryzen Threadripperに関するリークでは、発表は8月頃、発売時期は現時点では9月を予定しているとの事です。また、ラインアップとしては、16コアモデルも登場する事が見込まれており、現行のTRX4ソケットに対応する現行のマザーボードであればBIOSアップデートのみでの対応が可能との事です。
I think some of you will want to solve this riddle.
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— Yuri Bubliy (@1usmus) January 1, 2021
16コアのRyzen Threadripperについては、2021年1月1日に1USMUS氏が登場を示唆するツイートをしており、Zen 2世代Ryzen Threadripperでは開発リソースの関係でスキップされていたモデルとなっていますが、Zen3では再度登場する可能性は高そうです。
ちなみに、16コアのRyzen Threadripperが登場する場合、コア数はRyzen 9 5950Xと同じになりますが、Ryzen Threadripperではクアッドチャンネルのメモリー、PCIeのレーン数また、L3キャッシュの容量が増やされたモデルとなるため、Ryzen 9とはまた違った需要を満たせそうな仕様となりそうです。
なお、Videocardzによると、このZen3 Ryzen Threadripperのシリーズ番号はZen3+の登場が見込まれない事から、5000になるのか6000になるのかは確定していないとの事です。
Ryzen Threadripperについては、現行のZen 2世代が登場してからもうすぐ2年が経とうとしており後継機種の登場が期待される所ですが、秋頃登場でほぼ確定と言えそうです。前回、Ryzen Threadripperの情報が登場した際にはES品での性能が、Ryzen 5000シリーズに比べて世代間のパフォーマンス向上代が低かったという問題が出ていましたが、前回登場したリークとほとんど登場時期が変わっていないため、恐らく解消の目途が立ったのでしょう。
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