AMD Zen3 EPYCは2026年まで継続販売。2023年に新モデルが投入される

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AMDのZen3搭載『EPYC Milan』は2026年まで継続販売。新モデルが新たに登場

AMD Extends 3rd Gen EPYC ‘Milan’ Availability, Adds New Models | Tom’s Hardware

AMDはサーバー・データセンター向け製品を収益の柱としており、2023年には最大96コアのZen4を搭載する「EPYC Genoa」と最大128コアのZen4cを搭載する「EPYC Bergamo」を市場に投入しました。これらの製品はCPU性能が大幅に向上していますが、DDR5やPCIe Gen 5の全面対応によりプラットフォームの価格も高くなっています。これに対して、AMDは低価格なプラットフォームを求めるユーザーに応えるため、2019年に発売されたZen3搭載の「EPYC Milan」シリーズに新たなモデルを追加し、2026年まで継続して販売することを発表しました。

EPYC Milanのラインアップ(新6モデルは太字)
スクロールできます
モデル名発売日コア数スレッド数ベースクロック(GHz)ブーストクロック (GHz)L3キャッシュ (MB)供給価格 USD対応ソケット数PCIe 4.0レーン数cTDP (W)
EPYC 776303/15/2021641282.453.500256$7,8901P/2P128225-280
EPYC 7713P03/15/2021641282.003.675256$5,0101P128225-240
EPYC 771303/15/2021641282.003.675256$7,0601P/2P128225-240
EPYC 7663P09/05/2023561122.003.500256$3,1391P128225-280
EPYC 766303/15/2021561122.003.500256$6,3661P/2P128225-240
EPYC 7643P09/05/202348962.303.600256$2,7221P128225-240
EPYC 764303/15/202148962.303.600256$4,9951P/2P128225-240
EPYC 75F303/15/202132642.954.000256$4,8601P/2P128225-280
EPYC 7543P03/15/202132642.803.700256$2,7301P128225-240
EPYC 754303/15/202132642.803.700256$3,7611P/2P128225-240
EPYC 751303/15/202132642.603.650128$2,8401P/2P128165-200
EPYC 745303/15/202128562.753.45064$1,5701P/2P128225-240
EPYC 74F303/15/202124483.204.000256$2,9001P/2P128225-240
EPYC 7443P03/15/202124482.854.000128$1,3371P128165-200
EPYC 744303/15/202124482.854.000128$2,0101P/2P128165-200
EPYC 741303/15/202124482.653.600128$1,8251P/2P128165-200
EPYC 73F303/15/202116323.504.000256$3,5211P/2P128225-240
EPYC 734303/15/202116323.203.900128$1,5651P/2P128165-200
EPYC 7313P03/15/202116323.003.700128$9131P128155-180
EPYC 731303/15/202116323.003.700128$1,0831P/2P128155-180
EPYC 7303P09/05/202316322.403.40064$5941P128120-150
EPYC 730309/05/202316322.403.40064$6041P/2P128120-150
EPYC 72F303/15/20218163.704.100256$2,4681P/2P128165-200
EPYC 7203P09/05/20238162.803.40064$3381P128120-150
EPYC 720309/05/20238162.803.40064$3481P/2P128120-150

「EPYC Milan」はZen3アーキテクチャを採用し、最大64コア、最大8チャネルのDDR4、128レーンのPCIe Gen 4の対応という、Zen4搭載モデルよりはやや劣るが、価格面でははるかに手頃な選択肢を提供しています。

AMDのサーバービジネスユニット本部長であるDan McNamara氏は、「EPYCが高性能と効率性を提供する一方で、より選択肢を顧客に提供することが重要です。第3世代AMD EPYC CPUを搭載したサーバーは、コスト効果的で実証済みの技術を使用し、印象的な価格性能比を提供します。」と述べ、性能よりもコストを重視するエンタープライズユーザー向けに「EPYC Milan」を推進する方針を明らかにしました。

さらに、AMDによると「EPYC Milan」はCisco、Dell、Gigabyte、HPE、Lenovo、SupermicroなどのOEMパートナーがサポートを検討中であり、数ヶ月以内に「EPYC Genoa」や「EPYC Bergamo」よりも手頃な価格で「EPYC Milan」搭載システムが市場に出る見込みです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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