Windows 11 24H2 でドラッグ&ドロップを無効化するとIntel CPUの性能が30%近く向上?

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Windows 11 24H2 でドラッグ&ドロップを無効化するとIntel CPUの性能が30%近く向上?

ここ最近発売されたCPUであるRyzen 9000シリーズやCore Ultra 200Sなどは、最適化不足から特定のWindows 11バージョンで性能が低下するという不具合が多発していました。しかし、Windows 11側にも問題があったのか、Raptor Lake-SやRaptor Lake RefreshなどのCPUを使用している環境で性能が低下する問題が発生していました。この問題に対処するために、レジストリを追加し、一部機能を無効化することで性能低下を回避できることが判明しました。

オーバークロックの掲示板で活動するKright氏によると、ドラッグ&ドロップやタスクバーへのピン留め機能を無効化するレジストリを追加することで、特に3DMark TimeSpyなどのベンチマークではCPUスコアが約30%向上することを発見したとのことです。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドをペーストし再起動

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119”

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119” /v EnabledState /t REG_DWORD /d 00000001 /f

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119” /v EnabledStateOptions /t REG_DWORD /d 00000000 /f

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119” /v Variant /t REG_DWORD /d 00000000 /f

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119” /v VariantPayload /t REG_DWORD /d 00000000 /f

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\2897279119” /v VariantPayloadKind /t REG_DWORD /d 00000000 /f

上記で追加したレジストリの削除方法
  • レジストリ エディターを起動
  • \HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\を開く
  • 上記位置にある「8」フォルダーを削除

このレジストリを追加すると、タスクバーに新しくアプリをピン留めしたり、ドラッグ&ドロップでファイルを直接開くことができなくなるなど、利便性が大きく損なわれます。ただし、3DMark TimeSpyのスコアはCore i9-14900Kでは18,059ポイントから23,252ポイントと約30%のスコア向上が記録されています。

実際に、他にもCore i9-14900KやCore i7-13700KなどRaptor Lake系CPUを使用しているユーザーからは、このレジストリ追加後に16,800ポイントから22,100ポイントへ向上するなど、約30%のCPU性能向上が報告されています。Raptor Lake系CPUを使用しているユーザーで、性能低下に悩んでいる場合は、一時的にこれらのレジストリを追加してみると良いかもしれません。

ソース

24H2 CPU score drop in benchmarks (specifically TimeSpy) potential fix | Overclock Fourms

https://www.overclock.net/threads/24h2-cpu-score-drop-in-benchmarks-specifically-timespy-potential-fix.1812786

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 凄い隠し玉みたいなの出てきたかくしてたわけじゃないけど
    後でやってみたいけど、元に戻し方も書いてほしい

  • 一部の利便性に目を瞑ると30%も性能向上とかWindows11側の不具合があるんじゃないかな。

  • 流石に面白すぎるでしょ
    どういう原理なんだろうか

  • ますますいんてる離れするような
    AMDユーザーとしてはいんてるに頑張ってもらわないとAMD系デバイスの価格が…

  • Windows11側の仕様に干渉するようなことしてるんじゃ
    ベンチ上の数字が大きいのは之だったりして…..

  • 有効、無効の画像が逆ではないでしょうか?

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