Pixel 8aに搭載予定の次世代SoC Tensor G3のベンチマークが登場。低クロック版ではあるもののスコアはSnapdragon 8 Gen 1以下と期待外れの結果に
Googleでは2024年頃を目途に廉価版となるPixel 8aの投入を計画していますが、今回このPixel 8aのものと見られるベンチマークがGeekbench上に登場しました。
Geekbench上に登録されたのはGoogle Akitaと呼ばれる端末で端末はGoogle Pixel 8aであると見られています。このGoogle Pixel 8aと見られる端末に搭載されているCPUは合計9コアを搭載しており、過去にリークされているTensor G3の情報とも合致しています。ただ、動作クロックについてはCluster 3の1コアが3.00 GHzから2.91 GHzに、Cluster 2の4コアが2.45 GHzから2.37 GHzと若干ながら動作クロックが引き下げられた低クロック版になっています。
そんな、Google Akita搭載のTensor G3 SoCのベンチマーク結果はシングルコアが1218pt、マルチコアが3175ptとなっています。
現行のTensor G2についてはシングルコアが1068pt、マルチコアが3243pt程度であることからTensor G3の低クロック版についてはマルチコアではTensor G2を下回り、Snapdragon 8+ Gen 1並みのシングルコア(1253pt)であるものの、マルチコアが3924ptという事で20%程度劣るスコアになっています。
今回のTensor G3については試作品と言え、今後最適化などを経て性能が向上する可能性もあります。ただ、もしこのスコアに近いまま登場となると動作クロックが低められたモデルであるとはいえ、通常の動作クロックのSoCについてもSnapdragon 8 Gen 2やGen 3には全く歯が立たない性能となる可能性が高く、競争力が大きく劣るSoCになってしまう可能性がありそうです。
GoogleについてはPixel 8aについては開発を取りやめると言う噂もありましたが、今回のベンチマーク結果が本物であるとすれば計画を取りやめた上に、ベンチマークが登場するとなると発売時期は2024年中頃ではなく、2023年末から2024年初旬に繰り上げられた可能性もありそうです。
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