次世代Nintendo SwitchはPS4並みの性能に。AmpereベースのGPUを搭載する模様

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次世代Nintendo Switchの情報がMicrosoftによるActivision買収に関する訴訟資料で判明。PlayStation4並みの性能に?

Federal Trade Commission Case Reveals Proposed Power Level Of Switch Successor – News – Nintendo World Report

Nintendo Switchについては2017年3月に発売がされ、日本では2959万台、世界では9602万台の合計1億2500万台近く販売される大ヒットゲーム機となっています。

ただ、登場から既に6年が経過するなどコンソールゲーム機としては既にモデル末期に差し掛かっており、次世代モデルを匂わすような発言を直近の株主総会でも明らかにしています。そんな中で、MicrosoftがActivision買収についてアメリカ連邦取引委員会が競争を阻害する懸念があるとして買収を阻止する訴訟を起こしているのですが、その訴訟のヒヤリングにおいてActivisionが持っていた次世代Nintendo Switchに関する情報が登場し、明らかになっています。

ヒヤリングについてはActivisionのCEO Bobby Kotick氏が任天堂社長の古川俊太郎氏に宛てたメールで次世代Switchのプラットフォームは「第8世代ハードウェアにより近い」と述べています。具体的には、PlayStation 4とXbox Oneです。このメールは、Call of DutyをSwitch(またはその後継機)に移植できるかどうかのFTC側の質問に回答する形でメールの内容が読まれました。

“Given closer alignment of Gen 8 platforms and our previous offerings on PS4 and Xbox One, it’s reasonable to assume we can make something compelling for NG (next generation) Switch as well.” 

第8世代ゲーム機に性能面で近い事や、我々はPlayStation4やXbox Oneなどでもリリースしていた実績から、次世代Switch向けに魅力的な作品を作る事はできるだろう。

Bobby Kotick Activision CEO

現行のNintendo SwitchではカスタマイズされたNVIDIAのTegra X1プロセッサが搭載されており、CPUにはARMベースの高性能コアと高効率コアを4コアづつ、計8コアを搭載、グラフィックス側にはMaxwellベースのGPUが搭載されており、CUDAコア数は256コア搭載されています。浮動小数点演算で言うと最大393 GFLOPs程度となっており、PlayStation3やXbox 360に近い性能を持っています。

一方で、次世代Switchについてはあまり情報は出ていませんが、現行Switchとの後方互換性を持つためにNVIDIA製GPUであるTegra T239と呼ばれるSoCが採用されると噂されています。このTegra T239にはARMベースのCPUを搭載し、グラフィックス側にはAmpereアーキテクチャーで製造される1280基のCUDAコア搭載GPUが搭載されると見られています。

これにより浮動小数点演算性能は最大4 TFLOPs程度と現行の10倍の性能を持ちますが、バッテリー持続時間や発熱を考えて次世代Switchではこれよりも低く抑えられるものと見られています。(このままの性能なら1TFLOPsのPS4やXbox Oneを大きく超えます)

Nintendoについてはハードウェアコストと販売価格を抑えるために旧世代のハードウェアを採用する傾向にありますが、次世代Switchについても同じ戦略であると見られています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 冷却のために今のスイッチが定格1.9GHzを1GHzに落としてるし
    次世代機もダウンクロックで動かす感じになるかも
    デュアルファンにすると本体サイズと重量が大きくなるし・・・

  • 後出しなんだし、せめてスチームデックよりグラフィックは同等、軽量、バッテリー持続時間も長いゲーム機になってほしい。

  • 恐らくドックに接続してテレビモードにしている時は通常のクロックで動く感じですかね?
    携帯モードの時は必ずパフォーマンスにリミッターがかかると思われますが…

    個人的にはASUSのゲーミングノートPCみたいにプロセッサーの冷却に液体金属グリスを使って欲しいところ…

  • Switchくらいの価格帯で、ってなると色々大変そう
    10万でいいんならALLYみたいなのが作れますけどね…

  • SwitchとX1の前例でいくとカスタマイズしてGPU性能を、Tegra発売年から数世代後のスナドラ8xx並に引き上げてたから大体同じ伸び率でしょうね
    モバイル系のAmpereが去年のOrinベースだった事から考えるとGPUだけは8Gen3・A17くらいか

  • 後継機は互換性あるらしいし、PS4(4Kのゲーム)を手持ちで遊べるて考えるとすごいことやと思う。

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