Qualcommの次期フラッグシップSoCは、最大クロックをSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6よりさらに引き上げる一方、シングルコア性能の伸びは10%に届かない可能性があるようです。
次期SnapdragonはN2Pのまま5.3〜5.4GHzへ。伸びの大半はクロック分
Qualcommは9月22日、2nmプロセスで製造するExtreme Gen 6(SM8975)とSnapdragon 8 Elite Gen 6を発表しました。両モデルとも最も高速なCPUコアであるプライムコア2基の最大クロックを、前世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5の4.6GHzから5.0GHzへ引き上げており、Qualcommはスマートフォン向けCPUで初めて5GHzに届いたとしています。

そんな中、WeiboのリーカーUndisappeared spirits氏(過去の的中実績は不明)によると、次のフラッグシップSoC(コードネームHonu、型番SM8A75)は、TSMCの2nm世代のうちクロックを上げやすい改良版のN2Pで製造され、最大クロックは5.3〜5.4GHzになるとのことです。シングルコア動作時の消費電力はExtreme Gen 6と同程度に収まる一方、Geekbench 6での性能の伸びはExtreme Gen 6比で10%を超えないといいます。
Extreme Gen 6もN2Pで製造されるとされているため、次期チップは製造プロセスを据え置いたままクロックを引き上げることになり、5.0GHzから5.3〜5.4GHzへの引き上げだけで約6〜8%伸びます。そのため、10%以内の伸びのうち、CPUコア設計の改良による分は数%にとどまる計算です。Extreme Gen 6でも、プライムコアのクロックをElite Gen 5から約9%上げたところ、Geekbench 6のシングルコアは約10%伸びており、伸びのほとんどはクロック分になっていました。
そのため、次期チップを1年待ってもシングルコア性能の伸びは1割未満にとどまる見込みで、シングルコア性能が目当てなら、現行のExtreme Gen 6やElite Gen 6搭載機を選んでも差は小さく、無理に次期型を待つ必要性はあまりないと言えそうです。


