Ryzen 7 5800X3Dが再販開始も6.7万円台。Ryzen 7 9800X3Dより高価に

Ryzen 7 5800X3Dが再販開始も6.7万円台。Ryzen 7 9800X3Dより高価に

Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionが店頭価格67,800円で6月26日に発売されることが明らかになりました。新世代のRyzen 7 9800X3Dは正規代理店品で6.3万円程度まで値下がりしており、4年前のCPUが現役最上位より高価という逆転状態が発生しています。

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Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionが店頭価格67,800円で発売

Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition(100-100000651POF)はSocket AM4の10周年を記念した復刻モデルです。ソフマップ、TSUKUMO、パソコン工房、ドスパラの各オンラインストアで6月26日からの販売が告知されており、店頭価格はいずれも67,800円に設定されています。海外価格は349ドルで、CPUクーラーは別売です。

通常版との違いはCarbice製の熱伝導シート「Carbice Ice Pad」が付属する点と、パッケージに10周年ロゴが入る点のみで、8コア16スレッド、ベース3.4GHz/最大ブースト4.5GHz、L3キャッシュ96MB、TDP 105Wというスペックは2022年4月発売のオリジナル版と変わっていません。

高価な価格設定は再設計が必要だったため?

67,800円という設定は4年前のCPUとしては割高に映りますが、これは単純な再生産ではないことが背景にあります。AMDのRyzen担当VP兼GMであるDavid McAfee氏は、TSMCの旧積層プロセスがすでに使えなくなっており、第2世代の積層プロセスへ移行するために相当量のエンジニアリング作業が必要だったことを明らかにしています。

Ryzen 7 9800X3Dは正規代理店品で6.3万円。性能差は45〜67%

AMD Ryzen 7 9800X3D
AMD Zen 5 2024-11-07
コア数8スレッド数16
ベースクロック (MHz)4,700ブーストクロック (MHz)5,200
TDP (W)120PPT (W)162
Cinebench R23 シングル2,019Cinebench R23 マルチ23,753

Ryzen 7 9800X3Dの最安値は正規代理店保証もある販売店で約6.3万円となっており、5800X3D 10th Anniversary Editionより4,000円以上安い水準です。また、並行輸入品で初期不良のみ対応の販売店ではさらに安価な価格も確認できますが、サポート面を踏まえると6.3万円が実質的な最安値となります。

Ryzen 7 9800X3Dは2024年11月に86,800円で発売されたZen 5世代の現行ハイエンドゲーミングCPUで、2026年3月にArrow Lake Refresh対策で6.5万円台まで急落し、5月にはソフマップ会員限定で59,980円のセールも実施されました。3月以降は概ね6万円台前半で推移しており、現在の6.3万円は最安値圏の水準です。

性能面ではRyzen 7 9800X3DのCinebench R23のスコアはマルチコアが23,752ポイントに対して、Ryzen 7 5800X3Dは14,219ポイントと約67%の差が出ています。シングルコアでも約37%差、Geekbench 6マルチでも約66%差、PassMarkマルチでも約45%差と、Zen 3とZen 5の世代差をそのまま反映した結果となっています。3D V-Cacheを活用するゲーミング性能でも、第2世代3D V-CacheとZen 5アーキテクチャを組み合わせた9800X3Dが上回ることがAMDの公式資料や各メディアのレビューで示されています。

ただし、Ryzen 7 5800X3Dは高価でも、DDR4資産をそのまま使えるソケットAM4で使えると言う点が最大の付加価値となっており、DDR4環境を維持したままCPUだけアップグレードしたい場合には最適な選択肢と言えます。一方で今から新しいPCを組み立てると言う場合には2028~2029年登場予定のZen 7まで対応するソケットAM5を選択するのが最適解でRyzen 7 9800X3Dは魅力的な選択肢と言えます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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