NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GBが2週間で1万円値下げ。RTX 4070より安価だがまだまだ微妙な価格
NVIDIAでは2023年7月18日より16GBのVRAMを搭載したGeForce RTX 4060 Ti 16GB版の発売を始めましたが、他のRTX 4000シリーズとは異なり発売前にインフルエンサー向けにレビューサンプルを提供したり、各社から多くのモデルが投入される事は無く、性能も8GBから16GB化した恩恵はVRAMのバス幅が128-bitである事や、各メモリーモジュールのバス幅は半減された事で性能差は無いに等しく、開発コストや種別を分ける事による管理費が掛かっている事を考えると、存在意義が問われるようなグラフィックカードになっています。
そんなGeForce RTX 4060 Ti 16GB版ですが、消費者にとっても魅力的には映っていない様で、発売からたった2週間で1万円の値下げが日本で確認されています。
GeForce RTX 4060 Ti 16GB版はNVIDIAが公式に発表した価格は税込み88,800円からとなっており、7月18日に発売された際にもこの価格が最安値として販売が開始されていました。
しかし、この88,800円と言う価格は上位モデルであり、性能的にも30%近く上回るGeForce RTX 4070の廉価モデルを超える価格設定であった事からあまり売れていない事が考えられます。
そのため、最安値モデルとなっているPalit製のRTX 4060 Ti JetStream OC 16GBについては発売から約2週間しか経過していませんが、88,800円から1万円安い78,800円と言う価格で販売されています。
たった2週間で1万円の値下げという事で価格推移を見ると急落している様子が確認でき、発売1週間が過ぎた7/26には6000円の値下げ、そしてそれから約1週間後の8/2にはさらに4000円と毎週5%近い値下げが行われている事になります。
これだけの値下げが行われたRTX 4060 Ti 16GBについては価格.comが集計している販売ランキングについてはRTX 4070、RTX 4070 Ti、RTX 4080など上位モデルがトップ10入りする中で31位と苦戦している様子が伺えます。
発売当初はRTX 4060 Ti 16GBが88,800円で、RTX 4070を上回る価格設定になっていましたが、現在の78,800円と言う価格はRTX 4070を1万円程度で10%程度下回ってはいます。ただ、上述の通りRTX 4070はRTX 4060 Tiに対して性能面では30%程度上回っている(高解像度だと40%に迫る)状態です。そのため、RTX 4060 Ti 16GBについては1万円の値下がりでは足りず、性能的に同等であるRTX 4060 Ti 8GB版に対して少し箔を付けた6万円ジャストぐらいでないと売れないと考えられます。
コメント
コメント一覧 (3件)
これは革ジャンの問題なんでしょうか?小売りもふっかけてる?
申し訳ないがこの製品自体に魅力がないのも原因のひとつのような気がする
8G版と1000円差まで値下がりしてもいらない
ゲームとAIをそこそこやるなら今の出てるもので選ぶとなると
4070が価格と消費電力で無難なのかな