AMDのRDNA4系はNavi41などハイエンドGPUは存在せず。一方でMCMとしてハイエンドモデルが登場?

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AMDのRDNA4系GPUではハイエンドGPUダイは存在せず。一方でMCMを使ったハイエンドモデルは存在?

AMDでは2024年から2025年にかけて現行のRDNA 3の後継であるRDNA4アーキテクチャーを搭載したグラフィックカードを投入すると言われています。このRDNA4については投入がまだまだ先という事であまり情報は出ていませんが、現行のRDNA 3の様にハイエンドGPUは存在しない可能性が出てきているようです。

GPU関係のリーカーであるKepler_L2氏によると、RDNA4アーキテクチャーを搭載するNavi4系GPUについてはハイエンドGPUはラインアップされないとの事です。例としてRDNA1やPolaris世代を連想してもらえれば良いとの事です。

AMDでは現在発売されているRDNA 3系のRadeon RX 7000シリーズや、その前のRDNA 2系のRadoen RX 6000シリーズではハイエンドモデルが発売されていますが、その前のRDNA1やPolaris(Radeon RX 500系)では最上位モデルはミドルレンジクラスまでしか出ていませんでした。

RDNA4世代についてはこのRDNA1やPolarisのようにハイエンドGPUは存在せず、RDNA 3のNavi 32、もしくはNavi33相当のGPUまでしか開発がされない見通しのようです。

AMDのGPUについてはデータセンター向けはCDNA、ゲーミング向けはRDNAとアーキテクチャーを分けているのですが、AMDの直近の決算にてAI向けGPUなどに力を入れるなどCDNA系に開発費を重点的に配分するためにゲーミング向けのRDNAについては開発規模が縮小される可能性がありそうです。

一方でAMDではRyzen CPUで行ったようにチップレットをGPUにも応用する事も可能性として考えられています。と言うのもRDNA 3ではキャッシュ系のダイのみをチップレットにしていましたが、CDNA系GPUでは既にGPUダイのMCM化を実現しており、この流れのままRDNA4系ではミドルレンジのNavi 42やNavi 43のみを開発し、MCM構成でハイエンドモデルのグラフィックカードを投入する可能性は考えられています。

実際に、AMDが2022年に公開したロードマップではRDNA4の事をAdvanced Nodeと表現しており、MCM化される可能性は十分あると言えます。

Currently, GPUs for PCs are steadily evolving from RDNA 1 to RDNA 2 and RDNA 3, and we promise to evolve to RDNA 4 with even higher performance in the near future.


Rick Bergman, (AMD’s EVP of Computing & Graphics Business Group)

また、AMDのグラフィックス事業本部長のRick氏はRDNA4についてより高いパフォーマンスを発揮するモデルを投入すると明言しており、GPUダイについてはハイエンドGPUは投入されないもののミドルレンジ系のGPUダイを複数用いてハイエンドモデルを投入するという事は十分考えられそうです。

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