NVIDIAがGeForce RTX 3060の延命と値下げを予定。AMDのRadeon RX 6750 GREなどに対抗
消息称英伟达 RTX 3060 显卡短期内不会停产,对抗 AMD RX 6750 GRE 系列 – IT之家 (ithome.com)
NVIDIAのGeForce RTX 3060は、2021年に発売されたミドルレンジのグラフィックカードで、2023年現在も1080p解像度のゲーミングに対して十分な性能を提供しています。そのため、Steamのハードウェアサーベイでもトップ3に位置する人気モデルとなっています。
しかし、発売から3年近く経過し、後継モデルのGeForce RTX 4060が主力製品となりつつあることから、RTX 3060の生産終了も近いと考えられていました。しかし、NVIDIAはRTX 3060の人気が依然として高いことや、AMDのRadeon RX 6750 GREなどの競合製品に対抗するために、製品の延命と値下げを計画しているようです。
AMDのRadeon RX 6750 GREは中国市場専用のミドルレンジグラフィックスカードで、RX 6700とRX 6700 XTのリブランド品です。価格帯は2219〜2379元で、GeForce RTX 3060とほぼ同等です。一方、GeForce RTX 3060の後継であるRTX 4060はこれらの製品より価格が高いため、NVIDIAはRTX 3060の価格を下げてRadeon RX 6750 GREに対抗する計画です。
この値下げは中国を中心に行われる予定ですが、北米などの他の地域でも実施される見込みです。北米ではIntelのArcラインアップが$200台で高いコストパフォーマンスを発揮しており、特にArc A750はコストパフォーマンスに優れた製品です。これを受けて、NVIDIAはGeForce RTX 3060の価格を$200近辺にまで下げる可能性があります。
日本市場においては、GeForce RTX 3060は3.6〜3.8万円台で販売されていますが、性能面で若干優れたRadeon RX 7600が同じ価格帯で販売され始めているため、RX 7600に対抗するために数千円の値下げが行われる可能性があります。また、RTX 3060は延命されていますが、2024年中には生産終了することがほぼ確実であり、在庫減少を目的として価格が下がる傾向が予想されます。そのため、RTX 3060クラスを狙っている方には、年末や年始のセールでの大幅な値下げが期待できるでしょう。
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