Intel Raptor Lake-Sの新モデルが発売開始。オススメはCore i5-13500

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Intelでは2023年1月3日にRaptor Lake-Sの追加モデルを発表し、日本でも1月4日より発売が開始されますがここでは新たに追加されるRaptor Lake-Sの大まかな仕様と価格について紹介します。

目次

Intel Raptor Lake-Sの追加モデルが登場。ハイエンドからエントリーまでラインアップを拡充

Intelでは2023年1月4日よりCore i9-13900などハイエンドモデルからオーバークロック機能を省いた無印モデルやCore i5-13400やi5-13500などミドルレンジ、エントリーモデルのCore i3-13100などRaptor Lake-Sシリーズ9モデルを新たに追加で発売しますが、ここでは新たに追加されたRaptor Lake-Sの大まかな仕様と価格を紹介していきます。

Intel Raptor Lake-Sの仕様一覧

2023年1月4日から発売がされるRaptor Lake-Sについては、名称はRaptor Lake-Sと言われているものの中身は実質的にAlder Lake-Sの改良版にあたるモデルがミドルレンジ以下のモデルを中心に採用がされています。

ただ、後述するCore i5-13500の様にコア数が大きく増やされている場合が多いためAlder Lake-Sのハイエンドモデル並みの性能がミドルレンジモデル相当の価格で手に入るなどコストパフォーマンスに磨きが掛かったモデルになっています。

第13世代インテル Coreプロセッサー新モデル発売|TSUKUMO

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モデル 価格 Alder Lake改 P-Core E-Core 合計コア・スレッド 動作クロック キャッシュ容量 消費電力 (PL1) 消費電力(PL2)
Intel Core i9-13900K ¥90,480 × 8 16 24 / 32 3.0 / 5.8 GHz 68 MB 125W 253W
Intel Core i9-13900KF ¥87,480 × 8 16 24 / 32 3.0 / 5.8 GHz 68 MB 125W 253W
Intel Core i9-13900 ¥104,800 × 8 16 24 / 32 2.0 / 5.6 GHz 68 MB 65W 219W
Intel Core i9-13900F ¥100,799 × 8 16 24 / 32 2.0 / 5.6 GHz 68 MB 65W 219W
Intel Core i7-13700K ¥63,980 × 8 8 16 / 24 3.4 / 5.4 GHz 54 MB 125W 253W
Intel Core i7-13700KF ¥61,800 × 8 8 16 / 24 3.4 / 5.4 GHz 54 MB 125W 253W
Intel Core i7-13700 ¥69,800 × 8 8 16 / 24 2.1 / 5.2 GHz 54 MB 65W 219W
Intel Core i7-13700F ¥66,799 × 8 8 16 / 24 2.1 / 5.2 GHz 54 MB 65W 219W
Intel Core i5-13600K ¥48,980 × 6 8 14 / 20 3.5 / 5.2 GHz 35.5 MB 125W 181W
Intel Core i5-13600KF ¥45,980 × 6 8 14 / 20 3.5 / 5.2 GHz 35.5 MB 125W 181W
Intel Core i5-13500 ¥43,800 6 8 14 / 20 2.5 / 4.8 GHz 35.5 MB 65W 154W
Intel Core i5-13400 ¥40,800 6 4 10 / 16 2.5 / 4.6 GHz 29.5 MB 65W 148W
Intel Core i5-13400F ¥35,800 6 4 10 / 16 2.5 / 4.6 GHz 29.5 MB 65W 148W
Intel Core i3-13100 ¥25,800 4 0 4 / 8 3.4 / 4.5 GHz 17 MB 60W 89W
Intel Core i3-13100F ¥21,800 4 0 4 / 8 3.4 / 4.5 GHz 17 MB 60W 89W

Raptor Lake-S注目CPU 1位:Core i5-13500

Core i5-13500についてはP-CoreはAlder Lake-Sで採用されているGolden Coveを6コア、E-Coreを8コア搭載するCPUとなっており実質的にはAlder Lake-S改ですが、コア構成自体はCore i5-12600KとCore i7-12700Kの間に位置しており、パフォーマンス面でも電力制限を解除し150Wで動作できるようにするとCore i7-12700K並みの性能を叩き出すなどゲーミングPCにはもちろんの事、趣味で4K動画の編集などを行う方にも最適なCPUとなっています。

価格面では4.4万円で同じ様なパフォーマンスを出すCore i7-12700Kの5.5万円より1万円も安くなっておりコストパフォーマンスも高いオススメなCPUとなっています。

Intel Core i5-13500のベンチマーク出現。コスパ最強CPUになるか?

Raptor Lake-S 無印モデルは前世代より28~64%性能向上。Core i5-13500が最大の伸び

Raptor Lake-S注目CPU 2位:Core i5-13400F

Core i5-13400はAlder Lake-Sで一番人気のCore i5-12400の後継と言えるCPUでP-Coreを6コア、E-Coreを4コア搭載したモデルになっています。このCore i5-13400のコア構成はCore i5-12600Kと全く同じで、異なる点は動作クロックのみとなっています。

パフォーマンス面ではシングルコア性能はCore i5-12400に比べると6%伸びており、マルチコアは28%増しとパフォーマンスが大きく向上しています。なおコア構成が全く同じCore i5-12600Kに比べると動作クロックの関係からマルチコア性能は8%劣ってはいますが、Core i5-12600KFは4.0万円に対してCore i5-13400Fは3.58万円とリーズナブルになっているためゲーミングや多少の動画編集など汎用性のあるPCを構成したい方にはおススメできるCPUになっています。

ちなみに、内蔵GPUを搭載するCore i5-13400は4万円で、Core i5-12600Kの4.1万円と差が無いためあまりコスパは高くないです。

Intel Core i5-13400はi5-12400より性能と消費電力が30%増しに。i5-12600Kには8%劣る性能に

3位まで紹介したかったが他のCPUは価格が高め・・・

オススメと言って2位までしかない事に違和感を覚える方も居ると思いますが、今回のRaptor Lake-Sの追加モデルにおいてオーバークロック機能が省かれたCore i9-13900やCore i7-13700などはコストパフォーマンスが高いモデルになるのでは無いかという期待はありましたが、販売価格は円安が反映されたのか、オーバークロックが可能なKバリアントより高値での販売になっています。

そのため、コストパフォーマンスが良く多くの方にオススメできるCPUとしてはCore i5-13500とCore i5-13400Fの2モデルのみとしています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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