AMD RDNA4搭載Radeon RX 8000の一部スペック判明。9万円台でRTX 4080に迫る性能発揮?

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この記事はリーク情報に基づいています。詳細はリーク情報の見方とその注意点を解説した記事をご確認ください。
【リーク情報確度:3】

目次

AMD RDNA4搭載Radeon RX 8000シリーズのスペックが判明。9万円台でRTX 4080に迫る性能を発揮?

AMDではグラフィックカード含め、ゲーミングセグメントでの売上高や収益が前年比で大幅減少しており、過去数年間の推移でみても過去最低レベルにまで落ち込んでいます。この原因としてはPlayStation 5やXboxなどコンソールゲーム機がライフ後半に差し掛かった事などが挙げられていますが、それと同時にAMDが販売しているRadeon RX 7000シリーズなどのグラフィックカードの販売が芳しくない事も大きく影響しています。

そのため、AMDでは次世代グラフィックカードであるRDNA4アーキテクチャー搭載のRadeon RX 8000シリーズでは弱点だったレイトレーシング性能を向上させつつ、NVIDIAに対して最高性能は勝負せず高いコストパフォーマンスで勝負を挑む方針でエントリーからハイエンドモデルのみを投入すると言われていますが、今回この中でハイエンドモデルとして発売されるRadeon RX 8800 XTの発売時期に加え、仕様やおおまかな性能、価格に関するリーク情報が登場しました。

Radeon RX 8000シリーズについては先代のRadeon RX 7000シリーズ発売から2024年末で2年が経過するため年内の発売が期待されていましたが、7月ごろにRX 8000シリーズは2025年1月開催のCES 2025で発表される予定で、2024年内の登場は無いと見られていました。しかし、どうやらこの情報はNVIDIAの動きを惑わすための囮情報だったようで、2024年10月から12月の間で発売する方向で各社AIBに対して説明を開始し始めているとのことです。

そんなRadeon RX 8000シリーズですが、この中で初期に発売されるのが上位モデル向けに搭載されるNavi 48 GPUになっており、Radeon RX 8800 XTなどのモデル名が与えられる可能性があります。

このNavi 48 GPUは合計64コアのCompute Unitで構成され、動作クロックは2.9 ~ 3.2 GHzまでブーストできるようです。このコア数はRadeon RX 7800 XTより4コア多く、RX 7900 GREより16コア少なくなっています。ただ、アーキテクチャーのRDNA4化により性能は向上しており、1基のCompute Unitに搭載されるレイトレーシング・アクセラレーターは増加するほか、最大96MBの次世代Infinity Cacheを搭載するとのことです。

これにより、ラスタライズ性能はGeForce RTX 4080程度を目指し、レイトレーシング性能はGeForce RTX 4070 Ti SUPERレベルで、AMD製GPUに最適化された場合はRTX 4080に迫る性能を発揮できるとのことです。また、他にAI処理用にFP8や行列演算用コアが搭載されるため、アップスケーリングやフレーム生成などの画質向上などが期待できます。

メモリー関係では、合計256-bitのバス幅になり、20Gbpsで動作するGDDR6を16GB搭載するなどメモリー容量は大きめになる見込みで、GPUダイはTSMC 4nmで製造されるモノリシックダイになります。RDNA3ではNavi 32やNavi 31と言った上位GPUではGPUダイとInfinity Cacheを備えたMCDのチップレット構造が採用されていましたが、RDNA4では再びモノリシックに戻るなどチップレット構造にはコスト、パフォーマンス面で何かしら問題があったのかもしれません。

なお、このTSMC 4nmについては歩留まりが極めて良好と言われているほか、Navi 48 GPUのダイサイズは240mm2と先代のエントリー向けのNavi 33の200mm2に迫るサイズ感になっています。また、コア数が近いNavi 32の346mm2に比べて30%縮小されているため、コスト競争力は高くなっています。

そのため、Navi 48 GPUを搭載するグラフィックカードについては販売価格は$499から$599ので計画しているとのことで、$499であれば先代のRadeon RX 7800 XTと同じになり、仮に$599でもRX 7900 XTより30%以上安価な価格設定になります。なお、日本では仮に海外で$499が定価として設定されるのであれば、$=180円計算で9万円で販売される可能性があり、Radeon RX 7800 XTと同等の価格帯で販売されるかもしれません。

ちなみに、性能面ではレイトレーシング含めるとRTX 4070 Ti SUPER並みになるかもしれないとのことですが、同GPUの最安値が12万円後半であることから仮にこのリークの通りの性能と価格であればコストパフォーマンスが大幅向上することになり、グラフィックカードの存在感が無いに等しかったAMDのRadeonは一気に注目を集めそうですので、リーク通りの性能、価格となるのか注目が集まります。

ソース

AMD RX 8800 XT Leak: RDNA 4 Ray Tracing, Release Date, Price | Moore’s Law is Dead

https://www.youtube.com/watch?v=XLX0FmeFVh8

補足情報

AMDのRadeon RX 8000シリーズはRDNA4アーキテクチャーを採用する次世代ディスクリートグラフィックスカードになっています。GPU構成は上位のNavi 48と下位のNavi 44の2種類が開発されており、ラインアップはミドルレンジモデル中心になる予定でコストパフォーマンスに焦点を当てたモデルになると言われています。そのため、NVIDIAのGeForce RTX 4090などに対抗するようなハイエンドモデルは投入されません。

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製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
GPUAMDRadeon RX 8000シリーズ2024年末
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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 記事タイトルで肝心な部分(来年ではなく今年中に発売)を全く伝えてませんね
    実際に記事タイトルだけ見て判断する人はけっこう多くいます。
    タイトルだけ見れば以前にも見たことあるような内容でしかなく、これでは一体なんの記事なのか分からない人に何を伝えたいのか分からない人が大勢出てしまうのでは?

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