GDDR6X不足でGeForce RTX 4070 SUPER以上の出荷量が急減中。日本はまだ影響なし?

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GDDR6X不足でGeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルで出荷量が急減中。日本はまだ影響なし?

NVIDIAは、GeForce RTX 4070以上のグラフィックスカードやエンタープライズ向けのRTX Ada Generationなどの製品に、高速な転送速度を実現するGDDR6XをVRAMに採用しています。しかし、そのGDDR6Xを供給するMicronで製造上のトラブルが発生し、一時的にGDDR6Xモジュールの供給が滞っていると言われています。これを受け、NVIDIAは8月下旬にGeForce RTX 4070のVRAMをGDDR6XからGDDR6に切り替えて部品を温存する作戦に出ましたが、それでもなおGDDR6Xの供給が再開できていないようです。その結果、GeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルの出荷量が確保できず、徐々に品薄傾向が明らかになっています。

中国の半導体関連情報を扱う博板堂によると、8月以降、Micron製GDDR6Xは品質管理上の問題から供給が大幅に減少しています。この影響で、GeForce RTX 4070の生産は一時停止しましたが、GDDR6に置き換えたGeForce RTX 4070を投入することで供給を維持しています。しかし、GeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルでは引き続きGDDR6Xを採用する計画であるため、9月以降の出荷量は大幅に減少する見込みです。また、中国では『黒神話:悟空』の影響でグラフィックスカードの需要が増加しており、中国やAPEC地域を中心に新たな入荷が途切れる可能性も指摘されています。

現時点で日本では値動きなしのため急ぐ必要はない?

GeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルが品薄になっていることに伴い、価格動向が気になるところですが、日本では中国やアメリカほどPCゲームが盛んではないことに加え、グラフィックスカードの価格に直結する為替レートが円高に動いていることから、値段は横ばい傾向で、品揃えも豊富で在庫が不足している気配はありません。そのため、9月中にGeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルで大きな値動きが起きる可能性は低いと考えられます。ただし、このGDDR6X不足が長引けば、10月以降に値動きが見られるかもしれません。しかし、NVIDIAはGeForce RTX 5090やRTX 5080といったハイエンドモデルを2024年末から2025年初めに投入すると言われているため、もし入手困難や大幅な値動きが発生した場合でも、少し待てば新世代のグラフィックスカードが手に入る可能性があり、消費者としてはあまり焦る必要はない状況と言えるでしょう。

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NVIDIAのGeForce RTX 4070以上のモデルに採用されているGDDR6Xは供給難に陥っており、NVIDIAとしてはゲーミング向けよりもRTX Ada Generationといったエンタープライズ向けGPUの製造を最優先しています。そのため、今後もGDDR6Xの供給が安定しない場合、日本でも在庫が徐々に減少し、値上がりが見られるかもしれません。しかし、半年以内にGeForce RTX 5000シリーズが発表されることは確実であるため、GeForce RTX 4070 SUPER以上のグラフィックスカードを検討している人も、値上がりした場合はGeForce RTX 5000シリーズの発売を待つという選択肢も取りやすい時期です。したがって、消費者としてはこの供給不足について現状、過度に心配する必要はないと言えます。

ソース

9月份RTX4070S及以上系列整体货量状况 | 博板堂

http://www.boardchannels.com.cn/forum.php?mod=viewthread&tid=123783

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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