NVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズ最上位の『TITAN AI』を計画中? 4スロットクーラーになる可能性も
NVIDIAでは2025年1月以降にBlackwellアーキテクチャーを採用する次世代グラフィックカードのGeForce RTX 5000シリーズを投入する予定になっています。このRTX 5000シリーズの最上位モデルは現行のRTX 4090を置き換える目的でRTX 5090が投入されると言われていますが、このモデルよりさらに性能を向上させた『TITAN AI』と呼ばれるグラフィックカードを最上位モデルとして投入する計画があるようです。
The big thing exists.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) July 23, 2024
リーカーのkopite7kimi氏によると、NVIDIAはGeForce RTX 5090を上回るモデル『Big thing(巨大な何か)』を用意しているとのことで、TITANモデルについては開発されている他、実際に発売することを示唆しています。
このTITANモデルは『TITAN AI』と呼ばれる可能性があるなどゲーミング性能と言うよりAI処理性能に焦点を当てたモデルになる可能性があるようです。
仕様については明らかにされていませんが、NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズの最上位モデル向けに開発中のGPUダイであるGB202のフルスペックダイを搭載する可能性があり、CUDAコアは24,576コアになり、バス幅は512-bit、そしてGDDR7を最大32GBほど搭載すると考えられます。
GeForce RTX 5090ではGB202 GPUを搭載するものの、歩留まりやコストとの兼ね合いからCUDAコアは20,480コア程度に、バス幅は448-bitになりGDDR7は28GBに抑えられると言われていますので、仮に『TITAN AI』が本当に投入される場合、RTX 5090に対してCUDAコア数は1.2倍、VRAM容量は15%ほど増える見通しでAI処理性能のほかにゲーミング性能も飛躍的に向上すると見られています。
The biggest problem is whether it will actually be used for sale.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) July 23, 2024
Titan based on Ada Lovelace also exists, but it has never been sold.
ただし、TITANなど90番台を超えるモデルの存在はGeForce RTX 4000シリーズでも言われており、TITAN向けに開発されたと見られる4スロットクーラーの写真などが過去には流出しています。しかし、600Wを超えるような消費電力に加え、コンシューマー向けとしては高すぎる販売価格とコストから途中で開発中止になっています。
そのため、今回噂されているGeForce RTX 5000シリーズとして投入されるTITAN AIについても、消費電力やコスト次第では実際に発売までには至らない可能性があるとも言われています。
NVIDIAのTITANはGeForce RTX 2000シリーズ以降は投入がされていませんが、GeForce RTX 3000やGeForce RTX 4000世代においても開発しているというリーク情報は毎回登場しているのですが、発売されずお蔵入りになっています。その原因としてはRTX 90番台でも先代に対してまた、競合に対して高い性能を持っている事や、消費電力や価格帯的に扱いにくいモデルであることから度々お蔵入りにされていますので、今回のRTX 5000シリーズにおいても価格が非常に高くなることや、そもそもライバルのAMDもRadeon RX 8000シリーズにハイエンドモデルを投入しないなど、出す必要性が無く、発売せずお蔵入りになる可能性の方が高いと言えそうです。
kopite7kimi | X (Twitter)
補足情報
NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズは2025年1月以降に発売される次世代グラフィックカードで、新たにBlackwellアーキテクチャーを採用すると共に、GDDR7など高速なメモリーを採用することでパフォーマンスの向上が図られる見通しです。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
---|---|---|---|
GPU | NVIDIA | GeForce RTX 5000 | 2025年1月以降 |
コメント
コメント一覧 (1件)
最低でも600w以上を消費させないと性能を発揮しきれないグラボ
コスパの面からしてもこれ買うなら4090を6090出るまで使い続ける