NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiの販売価格が出現。楽天で63万円で販売中

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CES2022にて発表がされたものの、製造、設計上の問題で発売が遅れているNVIDIA GeForce RTX 3090 Tiですが、消費電力が450Wと言うモンスター級となっていますが、価格についてもモンスター級になるようです。

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ハイエンドGPU、NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti

NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti Custom Models Listed By PALIT, ASUS & MSI Flagship Models Listed For Over $5000 US (wccftech.com)

NVIDIA GeForce RTX 3090はCES2022にて発表が行われたNVIDIAのコンシューマー向けグラフィックスカードとしては最も高い性能を誇るモデルとなる予定です。

現行のGeForce RTX 3090では10496基のCUDAコアと19.5GbpsのGDDR6Xが搭載されていますが、RTX 3090 TiではGA102 GPUをフルスペックで利用する事でCUDAコアは10752基に増え、メモリー速度も21Gbpsに高速化されたVRAMが搭載されています。これらの変更によりRTX 3090 Tiを10%上回る性能を発揮すると見られていますが、歩留まりの問題が発生しており発売が遅れている状況となっています。また、例え発売が行われたとしても、TDPは450W~500Wになると見られており、生産数も多くない事から一部国では発売されない可能性もあるようです。

そんな、ハイエンドGPUであるGeForce RTX 3090 Tiですが、欧州での価格情報が出現しましたが予想通りではあるものの、常軌を逸する価格になっています。

MSI製 RTX 3090 Ti SUPRIM Xが楽天で掲載。価格は税込633,773円

GeForce RTX 3090 Tiの価格情報は日本と欧州で出現しており、日本では楽天市場で既に取り寄せとはなっていますが、取り扱いが開始されています。

掲載されているのはコンプモトという楽天に出店しているネット通販サイトで、MSI製のGeForce RTX 3090 Ti SUPRIM Xが633,773円で掲載されています。この価格は楽天という事でポイント還元などの関係で定価より高くなっている可能性はありますが、それでも60万円に迫る価格であるのは間違いなさそうです。

ただ、このSUPRIM XはMSI製ラインアップの中では上位モデルにあたるため、VENTUSなどであればこれよりも安くなるとは考えられますがそれでも50万円は必ず超えて来ると考えられます。

ASUS製 RTX 3090 Tiは4332ユーロ、日本円で約56万円に

RTX 3090 Tiの価格情報は日本のみならず欧州、エストニアの量販店でも掲載がされています。こちらでは、ASUS製GeForce RTX 3090 Tiの3モデルの価格情報が掲載されており、最上位モデルとなるROG STRIX LC(水冷?)モデルは4577.40、1ユーロ130円換算、消費税10%換算で54.5万円。TUF OCモデルが4413ユーロで日本円で52.6万円、TUF定格モデルが4332ユーロ、日本円で51.6万円となっています。

どのモデルも日本円かつ税込価格に換算すると50万円超えを記録しており、楽天に掲載されているMSI RTX 3090 Ti SUPRIM Xの63万円という価格は不正確なものでは無さそうです。

Palitのホームページにも一時掲載。発表は間もなく?

PALIT lists GeForce RTX 3090Ti GameRock on its website, ASUS 3090Ti spotted with €4300+ pricing – VideoCardz.com

GeForce RTX 3090 TiについてはNVIDIA側から各社AIBに対して発売時期などの情報が渡っていないと言われていますが、PalitがうっかりRTX 3090 Tiの商品ラインアップを掲載してしまっていたようです。

掲載された情報では、最上位モデルではブーストクロックが1890MHzまで動作し、RTX 3090 Founders Editionより195MHz、RTX 3090 Ti Foudners Editionより30MHz高い動作クロックになっています。一方でTDPについては460Wになると見られており、RTX 3090 Ti Founders Editionで予定されている450Wより10W高い値に設定されています。

なお、RTX 3090 Tiでは歩留まりでトラブルが起きており、解決策が見つからなければ動作クロックの引き下げやTDPの引き上げなどが行われる可能性があるようです。

GPUの販売価格は右肩下がりで下落。一方でAMDとNVIDIAは定価販売を演出

60万円というと、RTX 3090 Tiと同じく10752基のCUDAコアと48GBのVRAMを搭載したNVIDIA A6000に手が届く価格になっているので機械学習やクリエイター用途においてはあまり需要は無さそうです。

またゲーミングにおいても2022年後半にRTX 3090 Tiより断然高いパフォーマンスが期待できるGeForce RTX 4000シリーズの発売が見込まれているため、このタイミングで60万円を出すより、RTX 4090などが出現するタイミングで最上位モデルを買った方が明らかに効率的となりますので、このグラフィックスカードはどんな時でも性能に命を捧げている猛者しか買わないモデルとなりそうです。

NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiが4月まで延期?低い歩留りで出荷量確保できず

Moore’s Law is Deadがこのグラフィックスカードは1店舗に1台あればラッキーなレベルの在庫状況と語っていましたが、1台以上置いても盗難や売れ残った時のリスクがあまりにも大きすぎる代物なので在庫状況に限らず1台ぐらいしか置かれない気がします。(こんな高価なGPUは見物用で、実際に買うと取り寄せですよねきっと・・・)

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「これらの変更によりRTX 3090 Tiを10%以上上回る性能を発揮すると見られていますが」
    との誤記があります。

    • ご指摘ありがとうございます。
      修正致しました。

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