NVIDIAがAIBに対してIntel製GPUを取り扱わないよう圧力をかけている可能性

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
  • URLをコピーしました!
目次

NVIDIAが上位AIBに対してIntel製GPUを取り扱わない様に迫る。GPUの供給制限などもちらつかせてる模様

NVIDIAについてはここ最近発売したGeForce RTX 4000シリーズなどの販売状況は不調で、その主な原因は高すぎる価格と消費者の期待を裏切る性能に起因しているのですが、そんなNVIDIAですがグラフィックカードを製造販売するAIBに対してIntelが2024年から投入を計画しているArc Battlemageシリーズについて取り扱わない様に圧力をかけている事がリーカーより明らかになっています。

PCパーツ関係のリークで定評のあるPRO Hi-Techが独自に入手した情報によると、NVIDIAが業界上位のAIBに対してIntelが2024年に投入が計画されているArc Battlemageについて取扱いを行わない、または最小限に留める事を要望しており、要望に応えられない場合はNVIDIAはAIBに対してNVIDIA製GPUの供給を制限する事を示唆しているとのことです。

この件については確かな証拠は無いものの同社は過去に似たような事をしています。それが2018年に導入されたGeForce Partner Programと言うものを導入し、AIB各社に対してGeForce GTX Gamingブランドを目立つように取扱い、AIB各社が扱うトップブランドモデル(例:ASUS ROG STRIXやGIGABYTEのAORUSなど)は優先的に扱うプログラムになっています。

このプログラムについては入るか入らないかはAIB各社の自由とされていましたが入らない場合、新モデル導入時の技術支援やGPUの優先的な供給、販売促進のための金銭的な支援などが受けられないなど競争力を大きく削ぐ内容になっていたと言われており、消費者やAIBからの大きな批判を受けた事で数ヶ月でこのGeForce Partner Programは取りやめとなりました。

特にここ最近のIntel ArcシリーズについてはスローペースながらもSparkleやBiostarなど徐々に取り扱うAIBについて増やしており、ドライバーが徐々に熟成されて行っている事から評価も徐々に改善されています。

また、シェアにおいても2022年Q4基は2%だったものが、2023年Q1には4%と倍増しておりAIBに対する圧力が事実であればNVIDIAとしては早めにIntel製グラフィックカードについては競合となる前に仕留めておきたいという意図がありそうです。

なお、仮にこれが事実であれば日本や北米、欧州の独占禁止法にも抵触しそうな案件ですが、NVIDIAも素人では無く、過去にはGeForce Partner Programで批判を喰らっているため、法律や世間の反応のギリギリを狙った手段を取っていると考えられます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (6件)

  • AMDとインテルには頑張って欲しい
    殿様商売過ぎるんよ

  • いつものnVIDIAだね。
    証拠はないかもしれないが、前例はある。
    ホント嫌い。

  • グラッフィクカード業界は、過去の歴史からも凋落が瞬間的ともいえるレベルで早く進むので先手を打つのは妥当かなとも思う。
    過去のグラフィックチップメーカーとして隆盛を極めていたS3、3DLabs、3dfxの各社は自社の製品で大当たりをした一瞬にあぐらをかいていた訳では無いが迷走した後に現在は買収の憂き目に会っている。Nvidiaは、過去にこういったグラフィックチップ業界の先達を追い抜いてきた歴史があるので政治的な予防線を張って囲い込みを行うのは悪くはないと思う。先手を取られたIntelもAMDのCPUを扱わないようにパソコン製造メーカーに圧力をかけてAMDのCPUを扱わないメーカー等には資金的な援助を行ったり(現在も宣伝費名目で行っているのでは?)、Intelの規定を無視してAMDのCPUを取り扱って、AMDのCPUを搭載したマシンを広告等で大々的に宣伝したパソコン製造メーカー等には制裁的処置(メーカーが要求するCPU量に対して優先度を低く設定して供給を絞る等?)を行ってIntelの要求に応えなければどうなるかわからせたりしてきた過去があったり(暴露記事とかネットで出たり)するので、業界的には褒められた行為ではないけど、やらない企業よりはマシな経営をしているようには見える。
    ただし、私はAMDのRADEONが大好きです。
    Nvidiaは、技術的に目を見張るものがありますが、ユーザーにはあんまりフレンドリーな部分がないようなイメージなので。

  • 実際問題商売なので、どこも同じようなことやってはいる。
    GPUだと当然実質NVIDIAが強いというだけ。

  • 独占が何故よろしくないかの理由が大体これに詰まってる感
    真っ当に性能で勝負するならいいんだけど政治てどうにかしようとするからね
    CPUもAMDがRADEONで一度巻き返す直前のIntel性能面の誤魔化しえぐかったし

コメントする

目次