デスクトップ向けMeteor Lake-Sの情報がLinuxパッチに追加。開発は続行されている可能性も
Intelのデスクトップ向けMeteor Lake-Sについては開発状況がイマイチ分からない状況が続いていましたが、IntelがノートPC向けMeteor LakeからCoreとCore Ultraブランドに切り替える一方で、デスクトップ向けでは従来通りのCore iブランドが継続される事が明らかになっており、リーク通りデスクトップ向けに直近で登場するCPUはMeteor Lake系ではなく、Raptor Lake Refreshになると見られています。
デスクトップ向けMeteor LakeについてはRaptor Lakeよりコア数を減らしたモデルしか投入できないなどデスクトップ向けにおいては競争力が確保できないことなどから開発が完全に中止されたというリークも出ていましたが、最近リリースされたLinuxのカーネルパッチに『Meteor Lake-S』のサポートが新たに追加されている事が明らかになりました。
Meteor Lake-SのサポートについてはIntelのPinctrlドライバーに追加されています。Meteor Lake系についてはデスクトップ向けを除くと既に登録はされていたのですが、遅れてデスクトップ向けのMeteor Lake-Sがわざわざ登録されている辺り、もしかしたらMeteor Lake-Sについては開発が継続されている可能性はあります。
ただし、現時点では2023年秋に発売されるのはRaptor Lake Refreshで直近でMeteor Lake-Sが登場する可能性は極めて低いと言えそうです。ただ、もし開発中であれば第1世代Core Ultraデスクトップ向けCPUの上位モデルとしてArrow Lakeが投入され、下位モデルのCoreモデルとしてMeteor Lake-Sが登場する可能性はありそうです。特にMeteor LakeもArrow LakeもLGA 1851ソケットで互換性もあるため、途中まで開発しているのであれば下位モデルとして投入すれば投入されたコストを回収する良い機会にはなると考えられます。
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