IntelのLunar Lake CPUでは最新鋭の電力変換チップを搭載へ。変換効率以外にもオーディオの音質にもこだわり?
Cirrus LogicはかつてGPUなどを手掛けていたアメリカのファブレス企業で、現在はそのGPU部門を売却し、サウンドチップや組み込みプロセッサの開発に注力しています。この企業が開発した最新のチップが、Intelの次世代CPUであるLunar Lakeを搭載したリファレンスノートパソコンに採用されることが発表されました。
Cirrus Logicによると、同社が開発した電力変換チップは、バッテリーからCPUへの電力供給を効率化し、消費電力の削減、発熱の低減、ファンノイズの軽減、バッテリー寿命の延長を実現することで、Lunar Lake CPUを搭載するノートパソコンの電力効率を高めることが期待されています。
このチップは、電力変換チップのCP9314、コーデックチップのCS42L43、オーディオアンプのCS35L56の3種類で構成されています。コーデックチップとオーディオアンプはそれぞれ2016年と2021年から利用可能で、最新技術ではないものの、電力変換チップのCP9314に関しては、Cirrus Logicのウェブサイトにもまだ掲載されておらず、その機能や電力効率についての詳細は不明です。
しかしながら、このチップは電力効率の向上だけでなく、空間オーディオを含む次世代のオーディオ機能のサポートを通じて、Lunar Lake搭載ノートパソコンのオーディオ品質と機能性を向上させることも見込まれています。
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