GFXBenchのデータベース上にIntelのディスクリートGPUであるXe-HPG DG2と思われるベンチマークが出現しました。性能面ではGTX 1660 Superと同等レベルになっています。
Xe-HPG DG2のGFXベンチマーク出現
Intel Xe-HPG DG2 GPU Spotted With Performance On Par With A NVIDIA GTX 1660 SUPER
ベンチマーク情報などを発掘するTUM_APISAK氏がXe-HPG DG2と思われるGFXBenchmarkが発見しました。Xe-HPG DG2では最上位モデルは512基のEUを搭載し、その下は384基、256基、196基、128基のEUを搭載するモデルが準備されると見られています。
今回ベンチマーク上に登場したモデルは詳しい仕様情報は記録されていないものの、既に登場しているEUを96基搭載するXe-LPのベンチマーク結果をベースに考えると196基または256基のEUを搭載したモデルと見られています。
ベンチマーク結果ではGTX 1660 Superに匹敵
ベンチマーク結果によると、今回出現したXe-HPG DG2では、17838Frameの一方NVIDIAのGTX 1660 SuperではLinux環境では17812Frameと同等程度、Windows環境では16785FrameとなっておりXe-HPG DG2の方が性能面で上回る程度の結果が出ています。そのため、この結果だけ見ればXe-HPG DG2の192または256EUモデルはNVIDIA GeForce GTX 1660 Superに匹敵する性能であると言えます。
ただ、今回出現したXe-HPG DG2がどのモデルか情報はなく、ドライバーもどの段階のものなのか不明ですが、もしこれがXe-HPG DG2の中でもエントリーレベルに位置する196EUや256EUモデルであれば性能的には悪くはないと言えるかもしれません。Xe-HPG DG2については年内の登場は難しく、2022年初旬頃になると言われていますのでドライバーの最適化などが進めばさらに性能面での向上が見られるかもしれません。
Intel DG2の更なる詳細判明。入手可能になるのは2022年上旬から
Xe-HPG DG2については512EUを搭載した最上位モデルの性能はRTX 3070 Ti並になると言われています。それを前提にRTX 3070 TiのGFXBenchスコアを半分にすると約18000Frameとなりますので、今回ベンチマークに登場したXe-HPG DG2のスコアが17853Frameであった事から、単純計算の上では256EUモデルの可能性が高そうです。
このベンチマークだけで見れば開発中の製品かつ、Intel初のディスクリートGPUであることを考えれば性能面ではかなり善戦しているのでは無いかと思います。この調子で製品版ではさらに磨きをかけてGPUにAMDとNVIDIA以外の選択肢も選べるようにしてほしい所です。
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