Sapphire Rapidsは2021年末から2022年に登場する次期Xeonシリーズとなりますが、その20コア、40スレッドモデルのGeekbenchベンチマークが出現しました。
ES品でテスト。最大4.7GHzで動作する模様
Intel Sapphire Rapids CPU with 20 cores and 40 threads shows up on Geekbench – VideoCardz.com
Sapphire RapidsのES品と見られるCPUでGeekbench 4のベンチマーク結果が出現しました。CPUを2個搭載した状態で計測されています。
CPU名はFamily 6 Model 143*と記載があり、これはSapphire Rapidsの事を指しています。
*モデル名の見方はCPUID – Intel – WikiChipに記載があります。
各CPUには20コア40スレッドのSapphire Rapidsが搭載されており、1コア辺り37.5MBのL3キャッシュ、L2は40MBとなっておりIce Lake-SPに比べるとL3キャッシュが7.5MB、L2キャッシュが各コア辺り0.75MB増えるなどキャッシュ周りが大きく強化されています。
動作クロックに関しては初期のES品であることからベースは1.50GHzとなっていますが、GeekbenchのJSONファイルを確認すると、最大で4.68GHz~4.70GHzの動作クロックを記録しているため、ブーストクロックとしては4.70GHz程度発揮できるものと見られています。
マザーボードに関してはValcanCityと呼ばれるプラットフォームでテストがされており、DDR5と見られる32GBメモリーを搭載しています。
パフォーマンス面では初期のES品のため参考程度ですが、出現したSapphire Rapidsはシングルコアが1340pt、マルチコアが31666ptとなっています。16コアを搭載するRyzen 9 5950Xに関してはシングルコアが約7000pt、マルチコアが70000pt程度であることを考えると驚くぐらい低い性能となっていますが、まだES品であったり、世代の古いGeekbench4を利用しているため、仕様以外の情報は参考程度で扱う必要があります。
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