Intel 第11世代CPU Rocket Lakeの出荷停止はじまる。2024年2月に最終出荷

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Intelが2021年3月に発売を開始したRocket Lakeは5年以上使われていたSkylake系アーキテクチャーからIce Lake系アーキテクチャーをベースに刷新したCPUとなっていましたが、IntelはこれらのCPUがまもなく生産終了および販売終了になることを通達しました。

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Intel 第11世代CPU Rocket Lakeはまもなく生産と販売終了へ。最終出荷は2024年2月

Intel Says Goodbye to Rocket Lake CPUs | Toms Hardware

Intelでは2021年3月に第11世代CPUであるRocket Lakeを発表、製造プロセスは14nmを継承しているものの、5年以上使われていたSkylake系アーキテクチャーからIce Lake系をベースにしたCypress Coveアーキテクチャーを搭載するCPUとして2020年秋から発売したAMDのRyzen 5000シリーズに対抗することを目的に発売が開始されたCPUとなっています。ただ、このCPUでは前世代のComet Lake-Sが最大10コアだったのに対して、最大8コアへ減らされていたり、電力効率とコストパフォーマンスが優れるAMDのRyzen 5000シリーズと比較すると見劣る事や次に登場した第12世代のAlder Lake-Sの成功もあり存在感のあるCPUではありません。

そんなRocket Lake-Sですが、発売からまもなく2年が経過するということや製造プロセスも14nmと古いことからIntelはこのRocket Lake-Sを段階的に廃止することを決定したようです。

Intelはこの様な製品の生産、販売終了をProduct Change Notificationというレターで各パートナーへ通知を行いますが、このレターによるとRocket Lake-S世代のCore i9、Core i7、Core i5とXeon WシリーズならびにLGA1200ソケットを搭載するIntel 400および500シリーズチップセットは2023年8月25日で最終注文を締め切る事が示されています。また、最終注文で受けた製品は2024年2月23日までに出荷が行われ、この日付が最終出荷日になるようです。

IntelのRocket Lake-SおよびLGA1200ソケット搭載のマザーボードについてはAlder LakeやRaptor Lakeが発売されている中で新たに発注する代理店は少なくれすでに在庫限りであると考えられますので、何かしらの事情があってRocket LakeおよびLGA1200マザーボードが必要な方は早めに購入することをおすすめします。

Rocket Lakeについては登場したタイミングがAlder Lake-S登場の6ヶ月ほど前ということもあり、買い控えやRyzen 5000シリーズとの性能差もあり、特に海外レビューでは「砂の無駄遣い」とまで酷評されていた例がありました。そのため、存在感としては限りなく薄い存在とはなっていますが、Intelでは発売2年を堺に生産終了を決めたようです。

ちなみに、Intelではだいだい発売から2年を堺に生産終了を行う傾向にあるのでAlder LakeについてもRaptor Lake-Refreshが登場する2023年秋から2024年にかけて生産、販売終了が近いことを示すProduction Change Notificationが発行されるかもしれません。

 

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