Intelでは2023年末を目安にノートPC向けに第14世代Meteor Lakeを発売予定の一方で、デスクトップ向けについては登場しないとも言われていましたが、Intel内部資料のリークによるとCore i5まで限定で登場する可能性があるようです。
Intel Meteor Lakeのデスクトップ向けがリーク資料で登場。ただし、Core i5までに
Intelでは2023年末を目途にノートPC向けに第14世代CPUのMeteor Lakeを投入予定としていますが、デスクトップ向けCPUに関しては上位モデルが登場しないという話や、開発自体が中止となったというリークが何度か登場していますが、どうやらIntelではMeteor Lakeのデスクトップ版であるMeteor Lake-Sの発売は計画しているものの、Core i5まで限定での投入になる見込みのようです。
IntelやAMDなどのリーク情報などを投稿しているSquashBionic氏がIntelのデスクトップ向けCPUファミリーの概要を示した内部資料を入手しその一部をリークしていますが、この中でRaptor Lake-Sの後継に関する情報が記載されています。
このスライドによると、IntelではMeteor Lake-Sについてはデスクトップ向けのCPUソケットであるLGA1851に対応するとのことでデスクトップ向けモデルが登場するとのことです。しかし、TDPに関しては35Wと65Wとなっており、モデルに関してはUp to Core i5、つまりMeteor Lake-SではCore i3とCore i5のみラインアップされる事が記載されています。
ただ、スライドでは第15世代CPUと言われているArrow Lakeに関する記載もあり、そこにはTDPは35W、65W、125Wとなっており、ラインアップはUp to i9、つまり現行のRaptor Lake-Sと同じくCore i3からCore i9までフルラインアップで用意される事が記載されています。
現在、Raptor Lake-S以降のデスクトップ向けCPUに関しては情報が流動的で、冒頭の通り開発が中止されたという話もありましたが、このスライドがいつ時点のものかは不明ですが、開発が続行されている可能性は高いようです。
Intel Meteor Lake-SはP-Core 8コア仕様が存在?登場するなら2024年Q2以降 (gazlog.com)
特に、2023年2月に登場した情報では、Meteor Lakeでは6P+8E構成と6P+16E構成、8P構成の3つが開発中と言うリークも出ていますので、Core i3やCore i5のみがMeteor Lake-Sとして登場するという話には現実味があります。
なお、登場時期についてはRaptor Lake-Refreshが2023年後半に登場する事から、後継モデルのMeteor LakeとArrow Lakeについては早くても2024年中頃以降の登場になると見られています。
IntelがCore i5などミドルレンジ向けをカバーするMeteor Lake-SとCore i9などハイエンドをカバーするArrow Lakeの2つを同時に発売するのか、先行で第14世代のMeteor Lake-S搭載Core i5などを発売し、後追いで第15世代のArrow Lake-S搭載Core i9を発売するのかは不明ですが、Raptor Lakeの後継CPUに関しては、SKUによって世代が異なるという若干ややこしいCPUとなりそうです。
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