Intel Lunar Lakeの全ラインアップが判明。4P+4E構成でTDPは最大30Wまで

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Intel Lunar Lakeの全ラインアップが判明。4P+4E構成でTDPはブースト時は最大30Wで動作

IntelがComputex 2024で発表したノートPC向けCPUのLunar Lakeは2024年9月中頃を目途に搭載ノートPCが一斉発売されると言われています。このLunar LakeではIntelが開発した新しいP-CoreのLion Coveと低い消費電力と高いパフォーマンスを実現したE-CoreのSkymontに加え、Battlemageアーキテクチャーで構成された内蔵GPUと45 TOPsを超えるNPUなど先進的な技術を満載したCPUになっていますが、今回このLunar Lakeとして登場するすべてのラインアップが判明しました。

スクロールできます
Lunar Lake-V
ラインアップ
PL1PL2
(MTP)
L3キャッシュ内蔵メモリー容量
(LPDDR5X-8533)
P-Core
最大クロック
E-Core
最大クロック
GPUGPU
動作クロック
NPU TOPsXMX TOPs
Core Ultra 9 288V30W30W12MB32GB (16×2)5.1 GHz3.7 GHzArc 140V2.05 GHz4867
Core Ultra 7 268V17W30W12MB32GB (16×2)5.0 GHz3.7 GHzArc 140V2.00 GHz4866
Core Ultra 7 266V17W30W12MB16GB (16×1)5.0 GHz3.7 GHzArc 140V2.00 GHz4866
Core Ultra 7 258V17W30W12MB32GB (16×2)4.8 GHz3.7 GHzArc 140V1.95 GHz4764
Core Ultra 7 256V17W30W12MB16GB (16×1)4.8 GHz3.7 GHzArc 140V1.95 GHz4764
Core Ultra 5 238V17W30W8MB32GB (16×2)4.7 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 236V17W30W8MB16GB (16×1)4.7 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 228V17W30W8MB32GB (16×2)4.5 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053
Core Ultra 5 226V17W30W8MB16GB (16×1)4.5 GHz3.5 GHzArc 130V1.85 GHz4053

Lunar LakeではCore Ultra 5からCore Ultra 9まで合計9モデルが投入される計画で、全モデルでP-Core、E-Core共に4コア構成となります。

この中でCore Ultra 9 288Vは最上位モデルとしてPL1とPL2が共に30Wに設定されており、高いパフォーマンスを重視した設定になっています。また、動作クロックもP-Core側が最大5.1 GHzに設定され、GPUの動作クロックも最大2.05 GHzで動作することでGPU側のTOPsは67を発揮し、NPUと合わせると合計105 TOPsを発揮します。なお、このCore Ultra 9はPL1/2共に30Wと高めに設定されているため、限られたハイエンドノートPCにのみ搭載されるものと考えられます。

その他のモデルではPL1が17Wに設定され、PL2が30Wとなっており、Core Ultra 7ではL3キャッシュを12MB備えるほか、内蔵GPUはArc 140Vと呼ばれる合計8基のXe2コアを内蔵するGPUを備え、NPUの性能も47~48 TOPs、GPU側も64~66 TOPsで動作するため、CPU全体で100 TOPsを超えるAI処理性能を持ちます。

一方で、Core Ultra 5ではコア数などは他のモデルと同じTDPとコア数ですが、キャッシュ容量が8MBに減らされるほか、内蔵GPUがArc 130Vと呼ばれる下位モデルが搭載されるため、内蔵GPUはXe2を合計7基搭載するなど若干スペックダウンが図られています。

また、このLunar LakeではメモリーがCPUに載せられた構造になっており、Core Ultra 7やCore Ultra 5の32 GBモデルでは16GBのLPDDR5Xモジュールを2枚組み合わせた構成ですが、16GBモデルでは16GBモジュールを単体で載せた構造となるようです。

ちなみに、ラインアップを見ると型番がカオスな状況ですが、一応規則性はあるようで、2桁目が8以上だとCore Ultra 9、5~6がCore Ultra 7、2~3がCore Ultra 5となります、同じSKUであれば数字が大きいほどCPU性能が高い事になります。3桁目に関してはメモリーの構成を示しているようで、32GB (16GBx2)構成だと8、16GB構成だと6が付与されるようです。ただ、この型番自体、非常に分かりづらくLunar Lake搭載ノートPCを買う場合はCPUの型番と照らし合わせてスペックを確認する必要がありそうです。

コメント

Intel Lunar Lakeについてはすべてのモデルで4P+4E構成となるようで、Core Ultra 5からUltra 9までの違いは動作クロックとL3キャッシュの大きさ、内蔵GPUの違いなどあまり大きな違いはなさそうです。ただ、違いが無い割にモデル数は多いと言え、カオスな型番と相まってLunar Lake搭載ノートPCを選ぶ際にはCPUの型番を直接Googleで検索すると言った対応が必要になると言えそうです。逆に言えば、適当に見てもそこまで性能差を感じないかもしれませんが、この型番についてはもう少しどうにかならなかったのかなと疑問に思うところです。

ソース

Intel Core Ultra 200V “Lunar Lake” lineup allegedly leaks out, features one Core Ultra 9 SKU | Videocardz

https://videocardz.com/newz/intel-core-ultra-200v-lunar-lake-lineup-allegedly-leaks-out-features-one-core-ultra-9-sku

補足情報

Intel Lunar LakeはComputex 2024で発表されたノートPC向けCPUで、QualcommのSnapdragon Xシリーズに対抗するため省電力化に焦点を絞った設計が行われているため、非常に高いバッテリー持続時間を持つ一方で、高いCPU、GPU、NPU性能を持ったCPUになっています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
CPUIntelLunar Lake (Core Ultra 200V)2024年9月17日~24日

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