Intel Core Ultra 9 285KのVrayベンチマーク登場。Core i9-14900Kを26%上回る
Intelは2024年10月24日に次世代デスクトップ向けCPUであるArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Kシリーズの発売を予定していますが、今回、この中で最上位モデルとして位置づけられるCore Ultra 9 285KのVrayベンチマークが登場し、先代のCore i9-14900Kを大幅に上回るマルチコア性能が明らかになりました
Core Ultra 9 285Kは8P+16Eの合計24コアで、ハイパースレッディングが廃止され、24スレッド構成になっています。消費電力は最大250Wで動作すると言われていますが、Vrayのベンチマークスコアは44,883ポイントを記録しました。
CPU | Vrayスコア |
---|---|
Ryzen 9 9950X | 49360 |
Core Ultra 9 285K | 44883 |
Ryzen 9 7950X | 40070 |
Ryzen 9 9900X | 40015 |
Core i9-14900KS | 36924 |
Core i9-14900K | 35558 |
Ryzen 9 7900X | 30209 |
Core Ultra 9 285Kのスコアは、先代のCore i9-14900KSの36,924ポイントに対して26%上回るスコアを記録しています。Core i9-14900KSが全コア動作時に5.8 GHzかつ消費電力350Wを必要とする一方で、Core Ultra 9 285Kでは全コア動作時は5.4 GHzで、消費電力も250Wと大幅に抑えられているため、IPCや電力効率の大幅な向上が期待できる結果になっています。
また、競合のAMD Ryzen 9 9950Xに対しては10%劣っていますが、Zen系アーキテクチャーはこのVrayで優れた性能を発揮しやすい傾向にあるため、この点を考慮すると、10%劣るとは言え、このレベルまで性能面で迫れている点も注目に値すると言えそうです。
Core Ultra 9 285Kは2024年10月10日に発表予定で、そのあと24日に発売が行われますが、レンダリング性能のほかにゲーミング性能を含めて、AMDが先行で発売しているRyzen 9000シリーズに対してどのような性能が発揮できるのか注目です。
Intel(R) Core(TM) Ultra 9 285K 24/24 cores | V-Ray 6 Benchmark
https://benchmark.chaos.com/vray/v6/vray/24700?my-scores-only=false&index=1&order=desc
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