Intelが Core Ultra 7 265K / KF を大幅値下げ。日本は5万円で販売中

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Intelが Core Ultra 7 265K / KF を大幅値下げ。日本は5万円で販売中

Intelは2024年10月に発売したArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズは競合のAMDのRyzen 7 9800X3Dや、Intelの先代CPUにあたるRaptor Lake Refreshに対しても性能が劣っていたことからあまり高い評価は得られず、また販売価格も比較的高価なことが災いし、結果的に先代のRaptor Lake Refreshが売れるという状況に陥っていました。しかし、Intelはハイエンドモデルでありながら販売の台数の確保が求められるCore Ultra 7 265K/KFについて本体価格を大幅値下げするということを明らかにしました。

Intel has updated its suggested pricing for certain Intel® Core Ultra 200S series desktop processor SKUs – enabling a better-than-ever combination of price and performance for gamers, creators, and professionals alike:

Intel Core Ultra 7 processors (box prices listed)
Core Ultra 7 265K – $299 (previously $399)
Core Ultra 7 265KF – $284 (previously $384)

Intel

Intelが値下げ発表したのはCore Ultra 200Sシリーズの内、Core Ultra 7 265K/KFの2モデルで、2024年10月に発売された北米販売価格の定価から2モデル共に$100の値下げが行われ、新モデルはCore Ultra 7 265Kが$299、265KFが$284に下げられています。この価格は先代のCore i7-14600Kの定価である$409から比較してもかなり安価であるほか、同CPUの実売価格が$330程度であることを考えると最新鋭CPUとしては異例の価格に設定されています。

日本での販売価格は正規品の最安値は5月8日時点でCore Ultra 7 265Kは53,000円に設定されているほか、グラフィックス機能が省略されたCore Ultra 7 265KFは50,218円と5万円前半で購入できるようになっています。(一部店舗では在庫切れ)

Core Ultra 7 265Kに関しては発売当初は7万円を超えていましたが、5万円という価格は先代のCore i7-14700K/KFとほぼ同じ価格にあたるため、ハイエンドCPUとしては非常に安価な水準と言えます。

Core Ultra 200Sシリーズに関しては発売時のレビューではあまり高い評価は得られず、販売も好調とは言えない状態でしたが、今回Core Ultra 7 265K/KFの値下げにより以前より同CPUへの注目度は上がると考えられます。ただ、パフォーマンス面でいうと用途によりますが、ゲーミングに焦点をあてるとCore Ultra 7 265KはCore i7-14700Kに対して5%ほど劣っているとされるほか、CPUに加えマザーボードやDDR5などプラットフォーム全体で考えるとCore i7-14700Kのほうがコストパフォーマンスに優れる状態になっています。そのため、今回のCore Ultra 7 265K/KFの値下げをきっかけに同CPUを検討してみるのは良いですが、自分が使用する用途で性能が発揮できるのかレビューなどを確認してから購入することが推奨されます。

ソース

Intel Updates Suggested Pricing for Intel Core Ultra 200S Series Desktop Processors | Intel

https://community.intel.com/t5/Blogs/Tech-Innovation/Client/Intel-Updates-Suggested-Pricing-for-Intel-Core-Ultra-200S-Series/post/1687596

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 今の状況でIntelを選ぶ理由は正直なくて、価格で勝負に出たのはいいんだと思う。そうしないと売れないし。
    ただマルチが強くてワッパも改善してて拡張性が高くてクリエイティブにはそこそこ使えるのに、唯一弱点のゲームを売り文句にしてるのがなんだかなぁ……。ここまで魅力がないように見えるのってマーケティングのミスも大きいよね。

  • ここ2ヶ月のレビュアーの動画を見た感じ最近はBIOSとソフトの最適化が進んできたからか、ワットパフォーマンスは改善されてきているし、特に消費電力とパフォーマンスが4Kゲーミング下だと9950Xと並んでたな。(ワッパボロ負けの9700xに勝る点はそれしかないけど)
    あと単純にサイズが大きくて、グリスガードと合わせれば実際の冷却性能とかは悪くないから、マザボとセットで買って、ワークステーションにするのもアリ

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