Intelが「Core Ultra 200S Plus」シリーズ3モデルの供給価格を、公式サイト上で30〜50ドル引き上げていたことが判明しました。上位のCore Ultra 7 270K Plusは299ドルから349ドルへと50ドルも上がり、Ryzen 9000シリーズに販売で及ばない同シリーズで評価されていたコスパが失われつつあります。
3モデルとも公式サイトで値上げ。供給価格改定を海外ユーザーが発見
Core Ultra 200S Plusは、2024年に登場したArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズのリフレッシュモデルで、E-Coreの増量とD2Dクロックの引き上げでゲーミング性能を平均13〜15%高めつつ、先代から約100ドル値下げした価格が最大の売りでレビューではコストパフォーマンスの観点で高い評価を得ています。
しかし、そんなCore Ultra 200S Plusですが、Intelが公式サイトにてメーカー希望小売価格であるRecommended Customer Priceを値上げしたことが明らかになっています。
Wait, Intel increased price their the newest consumer CPU?!
U7 270K Plus: $299 / 🆕$349
harukaze5719 -via X
U5 250K Plus: $199 / 🆕$229
harukaze5719氏によると、Intel公式サイトにてCore Ultra 7 270K Plusが当初299ドルだった価格が349ドルへ50ドル、Core Ultra 5 250K Plusは当初199ドルだった価格が229ドルへ30ドルの値上げが行われています。
なお、海外のNeweggなどではCore Ultra 7 270K Plusが発売時点から定価を超える350ドル近辺で販売されていることから、今後供給価格が値上げされた場合には400ドル近辺で販売される可能性があり、Ryzen 9000シリーズに対してアドバンテージでもあったコストパフォーマンスが大きく損なわれることになります。
日本では6万円前後で高止まり。今後さらに値上げも?
国内では、270K Plusが4月3日の単品発売時点で59,800円と、メーカー希望小売価格に対して約25%上乗せした価格で並びました。ただ、当時はご祝儀価格でいずれ下がるとみられていましたが、7月上旬時点でも正規代理店で販売されている製品は約6万円で販売されており、発売から3か月が過ぎても下値は堅いままです。
| コア数 | 24 | スレッド数 | 24 |
|---|---|---|---|
| ベースクロック (MHz) | 3,700 | ブーストクロック (MHz) | 5,500 |
今後、このメーカー希望小売価格の値上げに伴い日本でもCore Ultra 200S Plusシリーズに関しては値上げされる懸念があります。
今回の値上げ幅をそのまま日本円に当てはめるとCore Ultra 7 270K Plusは約8000円値上がりで、7万円前後に、Core Ultra 5 250K Plusは約5000円の値上げで4万円中盤での販売になります。仮にこの値上げが実施されると競合のRyzen 7 9800X3Dが6万円前後で販売されている中では競争力の確保が難しくなると言え、再びIntel CPUは販売面で苦戦を強いられることになると言えます。

