Intel Arrow Lakeの発売は12月ごろになる可能性。QS品は9月30日から10月6日週に予定
Intelが2024年秋ごろに発売を予定している次世代CPUのArrow Lakeは、2024年9月末に開催されるIntel Innovation 2024で発表され、ここで発売日も明らかにされると言われています。最近の情報では、QS品の出現時期が明らかになり、実際の発売日は2024年12月ごろになる可能性が出てきています。
Week 40 (of this year).
— Jaykihn (@jaykihn0) July 8, 2024
9/30 – 10/06
ここ最近、Arrow Lake関連のリーク情報を流しているJaykihn氏によると、Intelは2024年第40週目にデスクトップ向けCPUであるArrow Lake-SのQS品の出現を予定しているようです。この第40週目は日付では9月30日から10月6日の間であり、Intel Innovation 2024の翌週にあたるスケジュールです。QS品が問題なく出現する見込みであれば、Intel Innovation 2024でArrow Lake-Sの正式な発売日が発表される可能性があります。
Rumor: ARL-S Sales: December
— HXL (@9550pro) July 11, 2024
If nothing change, this is true.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) July 11, 2024
肝心のArrow Lake-Sの発売日については、QS品が9月末に登場するというスケジュールから逆算すると、2024年12月ごろになる見込みです。この情報はHXL氏が「2024年12月ごろ発売」という噂をポストし、それに対してリーカーのkopite7kimi氏が「何も変わっていなければその情報は正しい」と補足しているため、現時点でIntelはArrow Lake-Sを2024年12月に発売する計画を進めている可能性があります。
なお、2024年12月の発売となると、AMDのRyzen 9000シリーズからは半年近く遅れての投入となり、Ryzen 9000X3Dよりも遅い時期の登場となります。そのため、Intel Innovation 2024で性能面で非常に高い性能をアピールしなければ、Alder Lake-Sなど初期のLGA1700ソケットユーザーがAMDに乗り換える可能性が高まるなど、市場シェアを奪われる懸念があります。AMDのRyzen 9000/9000X3DやArrow Lake-Sの性能と価格次第では、Intelは非常に厳しい戦いを強いられる可能性があります。
IntelのArrow Lake-Sは2024年秋ごろの登場が予測されていましたが、QS品が9月末に予定されていることから、元々12月投入というスケジュールで動いていた可能性があります。
ただ、このスケジュールの場合、上述の通りRyzen 9000シリーズからは半年近く遅れ、9月から10月に登場が噂されているRyzen 9000X3Dよりも遅くなるため、日程的なアドバンテージはすべてAMDに持っていかれることになります。そのため、Arrow Lake-Sの販売を成功させるには、Intel Innovation 2024の段階でRyzen 9000X3Dを超えるようなパフォーマンスや価格を提示しなければ、非常に厳しい戦いになるでしょう。Intelには大きなプレッシャーがかかる日程となっています。
補足情報
Intel Arrow Lakeはデスクトップ向けCPUとしては初めてタイルアーキテクチャーを採用したCPUになり、ソケットもLGA1700からLGA1851に切り替えられます。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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CPU | Intel | Intel Core Ultra 200シリーズ | 2024年12月以降? |
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