Intel Arrow Lakeの発売は10月終わりに前倒し? QS品は8月中旬に出現
Intelが2024年下半期以降に投入することを明言している次世代CPUのArrow Lakeについて、デスクトップ向けモデルのArrow Lake-Sが2024年12月ごろに発売される可能性があると言われていましたが、どうやらIntelは当初の計画より発売時期を前倒しするようです。最新の情報によると、2024年10月終わりに発売を予定していることが明らかになりました。
Intelのデスクトップ向けCPUであるArrow Lake-Sは、QS品(Qualification Sample)の登場が2024年の第40週(9月30日~10月6日)になると言われていましたが、最近のリークによると、最初に発売予定のKバリアントに搭載される8P+16EのCPUダイは2024年第34~36週(8月19日~9月8日)に登場する予定になったことが明らかになりました。
QS品の出現が8月末に前倒しされたことで、IntelはArrow Lake-Sを2024年10月終わりに発売する見通しです。
なお、Arrow Lake-Sの下位モデルに搭載される6P+8EのCPUダイは、QS品の出現が2024年第49週(12月2日~12月8日)に予定されているため、2025年初旬に開催されるCES 2025で発表され、発売は1月終わりから2月はじめごろに行われる可能性があります。
IntelのArrow Lake-Sの発売は2024年12月になる可能性がありましたが、この発売時期ではAMDのRyzen 9000やRyzen 9000X3Dからかなり時間が空いてしまい、競争力という観点では厳しいため、前倒しされた可能性が高そうです。これにより、少なくともArrow Lake-SはRyzen 9000X3Dの発売と同じか少し遅いぐらいになりますので、価格や性能次第では競争力を確保することができます。あとは両CPUのパフォーマンスと価格次第ですが、Arrow Lake-SはTSMC 3nmに加え、先進的なパッケージング技術を使用しているため、どこまで価格を抑えられるかが焦点となりそうです。
Intel Core Ultra 2 世代桌上型電腦 K 系列處理器與 Z890 主機板沒有推遲上架規劃 | Bencelife
https://benchlife.info/intel-core-ultra-2-arrow-lake-s-will-remain-oct-on-shelf
補足情報
Intel Arrow Lake-SはIntelが2024年下半期に投入を予定している次世代CPUのデスクトップ向けモデルになります。CPUはMeteor Lakeから採用されたタイルアーキテクチャーを活用し、CPU側はTSMC 3nmまたはIntel 20Aで製造され、CPUのアーキテクチャーは新規開発されたLion CoveとSkymontを搭載する事で省電力性とパフォーマンスの両立を図ると言われています。なお、デスクトップ向けではLGA1700からLGA1851に変更されるため、マザーボードの買い替えが必須となります。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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CPU | Intel | Intel Core Ultra 200 (Arrow Lake-S) | 2024年10月終わりまでに |
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