Intel Arrow Lake-Sのラインアップ一覧がCPU-Zアップデートで判明。Core Ultra 5 240が最廉価モデルに
Intelでは2024年秋以降に次世代デスクトップ向けCPUのArrow Lake-Sの投入を予定していますが、このArrow Lake-Sで投入されるモデルラインアップについてCPU-Zのアップデート内容から明らかになりました。
CPU-Zのアップデート内容には新たに対応するCPUがリストアップされているのですが、この中にまだラインアップなどが未発表のArrow Lake CPUのモデル一覧が記載されています。
モデル名 | コア/スレッド | TDP |
---|---|---|
Core Ultra 9 285K | 24/24 (8P+16E) | 125W? |
Core Ultra 9 275 | 24/24? (8P+16E)? | 65W? |
Core Ultra 7 265K | 20/20? (8P+12E)? | 125W? |
Core Ultra 7 255 | 16/16? (8P+8E)? | 65W? |
Core Ultra 5 245K | 14/14 (6P+8E)? | 125W? |
Core Ultra 5 240 | 12/12 (6P+6E)? | 65W? |
CPU-Zに掲載されているArrow Lakeは合計6モデルで、この中の内2モデルは内蔵GPUを無効化したFバリアントが追加されるほか、TDPを35Wに抑えたTバリアントも5モデルほど投入される予定でArrow Lake-Sでは合計最大13モデルがラインアップされると見られています。
なお、現行のRaptor Lake Refreshでは無印/K/KF/F/T合わせると合計22モデル存在していますが、Arrow Lakeではモデルが一気に減らされる見通しです。特にエントリー向けモデルのCore 3やCore Ultra 3はArrow Lake世代にはならず、Meteor Lake Refreshとして投入される見通しにもなっているため、ミドルレンジ向けのArrow Lake-Sを狙っている人にとっては今までより選択肢がかなり少なくなると言えそうです。
Intel Arrow Lake-Sでは過去にも13モデル発売されるという情報や、Core Ultra 3/Core 3などは投入されないという話もありましたが、今回のCPU-Zの情報を見る限りこの情報は正しいと言えRaptor Lake系に比べるとラインアップが大幅に縮小される事が確定的と言えます。ただ、現行のRaptor Lake Refresh系もハイエンド狙いの人はCore i9-14900KかCore i7-14700K、アッパーミドルはCore i5-14600K、ミドルレンジはCore i5-14400と言う感じになっていたのでラインアップを減らすのも合理的な判断と言えそうです。
ただ、気になるのが内蔵GPUを無効化したFバリアントの存在ですが、こちらはミドルレンジモデルとして価格を抑えなければならないCore Ultra 5 240やCore Ultra 5 245Kの2モデルに投入され、そのほかのモデルではすべてGPU搭載モデルになると考えられます。
CPU-Z | CPU ID
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