Intel Arrow Lake世代Core Ultra 5/3で登場する全モデルの動作クロックが判明

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Intel Arrow Lake世代Core Ultra 5/3として登場する全3モデルの動作クロックやブーストクロックが判明

Intelは2024年10月中旬にデスクトップ向けの次世代CPUであるArrow Lake世代のCore Ultra 200シリーズの一部モデルを発表し、発売します。この段階では、Core Ultra 9/7/5のうち、オーバークロックが可能な上位モデルのみが投入されると言われています。

しかし、Intelはメインストリーム向けのモデルも2025年1月を目途に発売予定としており、今回、この中でエントリーからミドルレンジ向けのCore Ultra 3およびCore Ultra 5シリーズとして登場する計3モデルのP-CoreおよびE-Coreの動作クロックやブーストクロックに関するリークが明らかになりました。

Core Ultra 3と5に関する情報は、ハードウェア関係のリーカーであるRaichu氏から提供されており、この3モデルの内訳はCore Ultra 245、Core Ultra 235、およびCore Ultra 3 205です。これらはすべてオーバークロックが不可能な無印モデルか、内蔵GPUを無効化したFモデルとなります。

Core Ultra 5 245は6P+8E構成のCPUで、現行のCore i5-14500を置き換えるモデルと考えられています。このモデルの動作クロックは、P-Core側でベースが3.4 GHz、1スレッド時は最大5.1 GHz、全コア動作時は4.9 GHzで動作します。E-Core側はベースが2.9 GHzで、最大クロックはスレッド数に関わらず4.5 GHzで動作するようです。このモデルでは、Core i5-14500と比べて動作クロックはあまり大きく変わっていないため、アーキテクチャーの刷新による性能向上が期待されます。

Core Ultra 235も同じく6P+8E構成で、現行のCore i5-14400を置き換えるモデルになります。このモデルは動作クロックが若干抑えられており、P-Core側でベースが3.4 GHz、1スレッド時は最大5.0 GHz、全コア動作時は4.8 GHzで動作します。E-Core側はベースが2.9 GHzで、最大クロックはスレッド数に関わらず4.4 GHzで動作するようです。Core Ultra 235は、動作クロックがCore i5-14400の最大4.4 GHzから引き上げられており、アーキテクチャー刷新を含めた大幅な性能向上が期待されます。

エントリーモデルとなるCore Ultra 3 205は、コア構成が4P+4Eで、現行のCore i3-14100を置き換えるモデルです。動作クロックは、P-Core側でベースが3.9 GHz、1スレッド時は最大4.8 GHz、全コア動作時は4.7 GHzで動作します。E-Core側はベースが3.3 GHzで、最大クロックはスレッド数に関わらず4.2 GHzで動作する見込みです。Core Ultra 3 205は、Core i3-14100の4P+0Eから4P+4Eへとコア構成が変更されているほか、動作クロックも向上しているため、おそらくCore Ultra 200シリーズの中で先代モデルに対して最も大きな性能向上が見込まれるモデルとなるでしょう。

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AMDのRyzen 7000および9000シリーズでは、価格が抑えられたエントリーモデルがいまだにラインアップされていませんが、Intelは新しいプラットフォームでも比較的早い段階でエントリーからミドルレンジまでを幅広く取り揃える予定です。仕様に関しても、ユーザーの期待に応える性能を発揮しそうです。特に期待されるのがCore Ultra 3 205で、エントリーモデルでありながら4P+4E構成となっているため、手ごろなゲーミングPCを構築する場合には非常に魅力的な選択肢となりそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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