IntelがArc Battlemage後継の Celestial や Druid GPUのデスクトップ向けも開発継続中。内蔵GPU性能も大幅強化を計画?

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IntelがArc Battlemage後継の Celestial や Druid GPUの開発継続中。内蔵GPU性能も大幅強化を計画?

IntelのArcグラフィックカードは2022年にArc Alchemistが発売されたものの、性能面や価格面で競合に劣り、発売が当初予定に対して大幅に遅れたことから商業的には失敗と言われていました。その結果、開発を担当していたグラフィックス本部「AXG」の本部長は解任され、本部も他の本部に吸収される形で組織体制が変更されていました。このような状況から、IntelはディスクリートGPUから撤退するのではないかという話もありましたが、その情報は正しくなく、第二世代ArcグラフィックカードとなるArc Battlemage B580とB570を2024年12月12日に発売予定です。

ただし、Intelの経営的にも余裕がある状況ではないため、このArc Battlemageが商業的に成功しない限り、再びディスクリートGPUからの撤退も視野に入ると見られていました。しかし、IntelはこのディスクリートGPUで市場シェアの獲得が長期戦になることを覚悟しているのか、Battlemageの後継であるArc Celestialやその次のDruidなど後継モデルを開発中であることがリーク情報から明らかになっています。

Arrow LakeやLunar LakeなどIntel製品に関するリーカーの@jaykihn0氏によると、IntelはディスクリートGPUの開発を続けており、Battlemageの後継にあたるCelestialやDruidの開発を計画通り進めているとのことです。Battlemageの商業的な成否により開発可否が決定づけられるような状況ではないとのことです。

これらディスクリートGPUの開発に関してはノートPC向けのほか、デスクトップ向けもしっかり計画しているとのことで、特に撤退が囁かれがちのデスクトップ向けについてもIntelは開発を続けていると述べています。

ただし、IntelではGPU開発について将来的にはディスクリートGPUが不要になるほどのスケーラビリティを実現し、CPU内蔵GPUでディスクリートGPUを置き換えることを目標にしています。そのため、少なくともノートPC向けディスクリートGPUについては開発規模が縮小される方針の一方で、Celestialを搭載するPanther Lake、Druidを搭載するNova Lakeに向けて内蔵GPUの開発規模と性能は大幅に拡大が見込まれるとのことで、AMDに対して内蔵GPU性能で後れを取っていた状況が大きく改善されると言えそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ノートPCもGPUはNvidiaとAMDの一騎打ち状態だもんなぁ、Intelの内蔵GPUも以前のなんとかDX11規格やDX12規格を満たしていますよレベルから性能が上がってはいるんですけどね。
    新内蔵GPUに期待したいです。

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