NVIDIA Hopper H100 GPUは資産扱い?クラウドプロバイダーがGPUを担保に3220億円の借り入れに成功
ここ最近の生成AIの爆発的な人気と普及によってこのような用途に特化したNVIDIAのAmpere A100やHopper H100などのグラフィックカードついては入手が困難となっており、納期の長期化と調達コストの高騰などが見られています。
ただ、それでも多くの企業は我先にと新しいグラフィックカードを手に入れ、巨大なデータセンターの建設を様々な場所で進めているのですがこの拡大には必ず大量の資金が必要となりますが、この資金の調達を巡ってクラウドプロバイダーであるCoreWeaveが自社が保有するHopper H100を担保に約3220億円相当の借り入れを行ったことが明らかになりました。
通常、担保と言うと現金や不動産、債券、有価証券などが連想されますが、動産についても担保として機能はします。例えば、車両や工作機械なども含まれますがCoreWeaveでは1枚辺り300万円以上の価値があるHopper H100を担保として、新たな資金調達を行いテキサス州に最先端のデータセンターをはじめ、全米で急速な拡大を目論んでいるようです。
CoreWeaveのCEOであるMichael Intrator氏によると、持っている資産を通じて負債を取得する方が、はるかに資金効率が良く、容易であると主張しており今後大量のGPUを持つ企業に関しては運営方針によっては資産として認識されつつある高性能なエンタープライズ向けグラフィックスカードを担保に、借り入れを強化するというのが新たなトレンドとなるかもしれません。ただ、生成AIブームが弾けるなどしてグラフィックカードの価値が大きく目減りするリスクにも晒されるためGPUを担保に3000億円も借り入れを行うのは如何なものかと言うのが個人的な感想ですが、それぐらい生成AIに強いグラフィックカードの価値と言うのは上がっているようです。
コメント
コメント一覧 (1件)
そんなに利益見込めるの?
個人的には一度も利用した事ないので、全く実感湧かないんだが?