Googleの次世代SoC「Tensor G7」が、LPDDR5XとLPDDR6の両メモリ規格でテストされているとみられています。実現すればPixel 12のオンデバイスAI処理速度を大きく押し上げそうです。
Tensor G7はLPDDR5XとLPDDR6を並行テスト中
Pixel 11に搭載されるTensor G6は、コア構成の見直しにより前世代のTensor G5から性能が横ばいになるとされています。
Next gen Exynos codenames
— Reptalica (@Reptalicant) July 9, 2026
Exynos 2700 : Ulysses
Exynos 2800 : Vanguard
Exynos 2900 : Whistler
Tensor G7 have LP5X and LP6 packaging variants in testing
そうした中、リーカーのReptalica氏はXで、次世代のTensor G7がLPDDR5XとLPDDR6の両パッケージング仕様でテストされていることを明らかにしています。
LPDDR6はJEDECが策定した最新のメモリ規格で、データ転送速度は現行のLPDDR5X比で最大1.5倍程度まで引き上げられており、AIモデルをメモリへ読み込む速度などオンデバイスAIの処理性能を直接左右します。一方で規格が新しい分、調達コストは高くなります。
Google Pixel 12 Pro限定になる可能性も高め
LPDDR6を巡ってはメモリ価格高騰の影響もあり、モジュール価格は高価になると予想されています。そのため、2026年秋に投入予定のQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 6もPro版のみ96-bitのLPDDR6に対応する一方で、通常版はLPDDR5Xのみ対応になることが噂されています。また、過去にGoogleはPixel 10 Proシリーズで高速なZoned UFSストレージを上位モデル限定にした前例があり、Tensor G7でも同様にLPDDR6をPro系モデルへ絞り込む可能性は十分に考えられます。
ただ、Pixel 12シリーズが発売予定の2027年はメモリ価格が高止まりしている可能性が極めて高く、競合各社もノートPCやスマートフォンではメモリー容量を抑える動きが収まらないと見られています。そのため、Pixel 12 Proも採算面からLPDDR6の採用を見送り、LPDDR5Xのみ搭載となる可能性が十分あると言え、メモリ価格高騰が将来登場の製品スペック決定にも大きな影響を与えている状況と言えます。


