Google が 次世代 Pixel で背面や側面に機械学習搭載のタッチパッドを検討中?
現在販売されている多くのスマートフォンは、主なユーザーインターフェースとしてタッチスクリーンを採用していますが、機種によっては背面のダブルタップなど、シンプルなジェスチャーで特定の機能を実行できるものもあります。今回、Googleが将来のPixelシリーズに向けて、本体の背面や側面にタッチセンサーを搭載し、より多様なジェスチャー操作を可能にする技術の特許を出願したことが明らかになりました。これにより、同社が将来的にこれらの機能をPixelに搭載することを検討している可能性が考えられます。

特許ではタッチセンサーを備えるのは背面に加え、側面も含まれておりボリューム操作などもジェスチャー操作に切り替えなども可能になっています。また、一般的なタッチセンサーであれば類似の特許は既に存在している状況ですが、この特許ではタッチセンサーと機械学習モデルを組み合わせているとのことです。この機械学習によりユーザーが単にスマートフォンを手に持っている状態と、意図的にジェスチャー操作を行っている状態を区別し、誤入力を防ぎます。これにより、例えば動画の再生位置を変更したり、画面の明るさや音量を調整したりといった操作を、画面に触れることなく背面へのジェスチャーで行えるようになる可能性が示唆されています。
ただし、特許に関しては実際に採用を検討したものの製品には搭載されないケースも数多く存在しているほか、仮に採用することになっても製品レベルにまで落とし込むまでにハードウェアやソフトウェア開発に時間がかかるケースが多々あります。そのため、この背面タッチ機能が2025年に発売されるPixel 10シリーズに搭載される可能性は低いと考えられますが、Googleが既存のクイックタップ機能を発展させ、タッチスクリーンだけに頼らない、より効率的なスマートフォンの操作方法を模索しているのは確実で、将来的に登場するPixel 11やPixel 12シリーズなどに搭載されるかもしれません。
A Google patent reveals work on a touch sensitive backside surface of a Pixel Phone allowing for hand gestures | Partently Apple
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